わが身にとってはコロナより怖い花粉の季節がやって来ました。
この季節、ネコちゃんたちの恋が始まる時期でもあります。
ずっと皆勤賞だったモドキやキジロが、ここにきて1日2日と来なかったり。
猫の恋行動は、命の犠牲すら要求するDNAに組み込まれた種族保存の呪い(本能)。
どんなに満ち足りた生活でも、恋のためなら彼らは迷うことなく捨て去るのです。
お店の裏ゲート付近で戯れるココレオ
安泰だったココレオの生活だったけど、このところココが落ち着きません。
どうやら3週間ほど前に現れた新顔くん(1月23日記事)が原因らしい。
実は新顔くん、その後もココレオに追われながら何とか食べに来ているのです。
今では夜なら安全とわかったらしく、ココレオとのニアミスはなくなった。
しかしその後も、ココが必死になって新顔くんの痕跡を追っています。
10日ほど前の昼過ぎ、ココが新顔くんを見つけて猛然と追っかけた。
そして逃げる新顔くんを追ってSCの外に出てしまった。
そこで相手を見失ったココは、しばらくうろうろして結局店に戻ったとか。
自分としては、それ以来注意を怠りません。
単独で店の外に出ることが多くなったココ(奥に当店)
ココは夕方になると、新顔くんが現れそうな場所に陣取って監視します。
時々威嚇のつもりか、キュウキュウと妙な声で鳴く。(普段は殆ど鳴きません。)
いよいよココにもテリトリー意識が芽生えたか。
そう思っていました。
しかしココは何かを探しているようで、そのうち消息不明になることも度々。
やはり新顔くんを探しているようです。
そうなんです。新顔くんは前にも書いたように多分♀。
排除というより、ココはむしろ求めていた?
あの妙な鳴き方は、ココの初めての恋煩いなのかと今になって思うのです。
最近は姿を見ないけど、夜にはやって来る新顔くん
雄猫の発情は雌猫のフェロモン臭に刺激されて始まります。
フェロモンを発する(妊娠準備OKの)雌がいなければ雄は発情しません。
とは言ってもこの時期ならフェロモン臭はどこにでもある。
巷とは隔離された空間にある当店にも、新顔くんがやって来てしまったのです。
かくなる上は手術しかない。
手術でホルモン分泌機能を除去して、発情から身を守らせるしかない。
さもなければ本能に従わざるを得なくなる。
今の暮らしどころか、命よりも恋行動を優先しろと命じる本能にです。
事務所に来ておやつをねだる時は家猫そのもの
ココの身を守らねば。ココの暮らしを守らねば。
かつて捕獲に失敗して手術を延期してしまったことが悔やまれる。
信頼関係は大分回復したとはいえ、ココはまだ人馴れしていません。
しかし今度こそ失敗は許されない。
より確実で、しかもココの精神的ダメージの少ない方法を考えている最中です。
レオよ、お前もココをサポートしてやってくれ
(相変わらず夜はギフト室棚下の寝床で一緒に)