東映動画のアニメ「太陽の王子 ホルスの大冒険」をAmazon Primeで観て観てムック本を何冊か読みました
小学生の頃に東映まんがまつりで『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968年)を観て のちにテレビで放映されたのをカセットに録音して (ビデオもない時代で) セリフも歌も細部まで覚えています ヒルダが大好きでした... 最近Amazon Primeで観てとても懐かしくて🎥
東映まんがまつりで一番好きなのが 実はこの『ホルスの大冒険』なのです💛
のちに 20代の頃の職場の友人が高畑勲監督の姪と知りビックリ😲
映画の後で「徳間アニメ絵本 太陽の王子ホルスの大冒険」をネットで買い さらに図書館で『太陽の王子ホルスの大冒険と 東映長編まんが映画の世界』(双葉社)と 『スタジオジブリ絵コンテ全集 第2期[6] 太陽の王子ホルスの大冒険』の2冊を借りて読みました
もう 止まりません(笑)
『太陽の王子ホルスの大冒険と 東映長編まんが映画の世界』(双葉社)には 子どもの頃に親に連れて行ってもらって観たいくつものまんが映画が収録されており 懐かしくて...💕
この東映動画の本には 『空飛ぶゆうれい船』について 子ども向け作品でありながら 世の風潮に隠れて軍産共同体が進出する恐怖を描いた作品であり ボア・ジュース🍹のコマーシャル(飲みすぎると体が溶けてしまうという...)を よく会社が制作を許可したなぁ...とあります(笑)
空飛ぶゆうれい船
また 原作者石森章太郎氏と交流のあった池田宏氏が初めて長編演出を担当したのがこの『空飛ぶゆうれい船』なのですが 池田氏は 同期の高畑勲が前年に演出を手掛けた『ホルスの大冒険』に強いシンパシーを感じており 自らも社会的テーマを含む重厚な作品を作ろうと考えていたとあります また池田氏はネオリアスムに強い影響を受けていたとのこと🎥
隼人少年が (育ての)親を殺された自分をかくまってくれた恩人が実は(生みの)親の仇だった... というどんでん返しに 幼心に驚愕したことを覚えています
そして 『ホルスの大冒険』で新人動画マンだった宮崎駿氏は いつしか高畑勲氏の得難いパートナーとなってゆき のちのスタジオジブリにつながる流れはここに生まれた とあります
宮崎氏はこの頃 のちに手がけるラピュタやもののけ姫を思わせるテーマの改変も提案されていたそうですね
またヒロインのヒルダは 悪魔グルンワルドの妹として登場しますが やがて善玉に転じるという当時としては斬新なヒロインで 『サイボーグ009怪獣戦争』のヘレナや 『少年ジャックと魔法使い』のキキもその流れですね(子供心に怖かった...)
また なんといってもあの森康二氏の描くヒルダは秀逸で どのシーンをとってもうっとり… 💕 この本を読むと 複雑で多様な表情のシーンは森康二氏が そして明確に感情を表すシーンは 奥山玲子が担当したとあります 原画担当シーン・カット一覧表もチェックしてそれがわかりました😊
ヒルダ (森康二氏の描く)
これは 高畑勲 宮崎駿や同世代のアニメーターへのオマージュであり 作中の『神をつかんだ少年クリフ』は『太陽の王子ホルスの大冒険』がモデルとなっているのだそうです😲
他にも 子どもの頃に『わんぱく王子の大蛇退治』『長靴をはいた猫』『どうぶつ宝島』『わんわん忠臣蔵』『少年ジャックと魔法使い』『空飛ぶゆうれい船』『海底3万マイル』『サイボーグ009』『サイボーグ009怪獣戦争』等を観にいきました ←連れて行ってくれた親に感謝💕
長編まんが映画『太陽の王子ホルスの大冒険』は こちら
『太陽の王子ホルスの大冒険 (徳間アニメ絵本)』は こちら
『太陽の王子ホルスの大冒険と 東映長編まんが映画の世界』(双葉社)は こちら
『スタジオジブリ絵コンテ全集 第2期[6] 太陽の王子ホルスの大冒険』は こちら