フリードリヒの日記

日常の出来事を、やさしい気持ちで書いていきたい

事実かストーリーか

2021年03月01日 07時00分00秒 | 日々の出来事・雑記

人を説得したり、議論したりすると、

「じゃあ、根拠となるデーターを出してごらん」とか言いますね。

議論で重要なのは、客観的な事実です。

僕は、いろんな問題に対して、事実を重要視しています。

しかし、一般的にはいくらデーターを出しても、人はなかなか説得されないようです。

むしろ、データーよりも、失敗談や経験談に共感するそうです。

人の心を動かすのは、事実よりストーリーなんですね。

まず、相手の人間性を知らないと、信頼関係が生まれません。

人の体験談を聞いて、それを追体験するとき、その人が自分と同じ人間なんだと感じます。

その時に、力になってあげようという意思が生まれてくるんです。

だから、人を説得するならストーリーを語るべきなんですね。

たとえば、がん保険のCMがあったとします。

この保険はこういうデーターがあるから良い保険です、というより、

父親が癌にかかって、大変な思いをしたけど、保険があって助かりました、というストーリーのほうが、興味を持ってもらえるし、説得力があります。

でも注意してください。

もし自分が説得される立場だったら、必ず事実を大事にしてください。

感情に流されると、簡単に騙されますからです。

まとめると、

人を説得するときは、ストーリーを大事に

人に説得されるときは、事実を大事に

今日はそういう話でした。

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