ネットで将棋を指した後、どこが良かったのか悪かったのかを検討するのに
syougi GUIというソフトを使っています。なかなか便利ですよ。
僕の場合、序盤、中盤はいいのですが、終盤に逆転負けすることが多いです。
ソフトで検討すると、詰みがあるのに、それを逃しています。
原因は、詰将棋をほとんどやってないからですね。
そこで、最近、詰将棋をたくさんやっています。
まあ、当たり前ですが、やっていると必ずわからない問題にぶつかります。
その時に、二つの方法があります。
一つは、3分くらい考えて分からなかったら、すぐに答えを見る方法です。
問題を解かないで、答えを暗記していくやり方ですね。
もう一つは、分かるまでとことん考え抜く方法です。
こっちは、考えるプロセスを重視するやり方です。
早く上達するには、前者(すぐに答えを見る方法)がいいと言われます。
そっちのほうが合理的だからです。
しかしですね。
僕はずーっと考えて考え抜く後者の方法が好きなので困ってしまいます。
これは、受験勉強や資格の勉強なんかにもよく言われることです。
「問題集は、どんどん答えを見て、先に進んでいきなさい。
そして、それを繰り返すこと」
思うのですが、とりあえず将棋の上達のことは置いておいて、
この二つの方法には、すごく人生観が、出ているような気がしますね。
問題と答えをセットにして、どんどん進んでいく方法は、要領がよくて、合理的です。
安定した世の中には、こっちのほうがうまく機能するでしょうね。
それにひきかえ、ずーっと深く考えているのは、要領が悪くバカみたいです。
しかし、世の中が激動し、先が見えず、答えのない社会では、
考え抜くことにも意味はあると思っています。
僕は、分からないことをじっくり考えることに楽しみを感じているので、
詰将棋はなかなか進まず、上達も遅いのかもしれません。
しかし、訳のわからない状況には強いかな。昔から。
でも、平和な時には損するタイプです。要領が悪いので。
こんな感じの性格はなかなか変えられません。
もともとがアホなんでしょう。
今日は詰将棋と人生の話でした。