食卓に肉料理やおいしい食事の数々が並んでいるのを見て、
それは魚の死骸で、これは鳥や豚の死骸だ、と受け止める。
高級ワインは、ブドウのしぼり汁に過ぎない。
セックスは、内部で摩擦され、けいれんをともなって精液を放出することである。
このような見方をすれば、ものごとを貫いて核心に到達し、
ものごとの本質に迫ることができる。
ものごとがまことしやかな印象をもって立ち現れるときは、
横たえて丸裸にし、いかに取るに足らないものかを観察し、
礼賛する言葉をすべてはぎ取ってしまわなくてはならない。
自省録 マルクス・アウレリウス
ものごとの本質を見るということは、身も蓋もないことで、
口に出したら、その場がしらけてしまうようなことです。
例えば、ひろゆきって、本質をつかむ天才だと思っています。
ちょっとムッとしますけどね。
当たり前のことを当たり前に見る。
心の中で、ものごとをそういう視点で見ることは、すごく重要なことです。
あえて口に出さなくてもいいですけどね。
まっすぐありのままの本質をつかむこと。
そうすれば、何かに惑わされることはありません。