アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

「おせん」の茗荷ご飯

2012-10-02 13:15:06 | 手作りのたべもの
美食と骨董の漫画「おせん」4巻目、「真っ当に受け継ぎ繋ぐ」の副題が付いているほうに、おいしそうなミョウガご飯の作り方が載っています。

   主人公の老舗料理屋の女将・おせんさんのつくり方はこうです。

   「最初に茗荷さんをたて半分 あとはそれをひたすらみじん切り そしたら鍋を火にかけてゴマ油少々 
    なべがあったまったところで みじん切りの茗荷さん投入 いためすぎは禁物 
    茗荷さんが気持ちしんなりする程度
    時間にしておよそ二分か三分! そこに調味料 味噌と味醂は三対一を目安に溶きいれて 
    煮炊きというよりはヘラで練り上げる感じで 鍋肌が少しコゲついてきたところがそろそろ頃合い
    そこで仕上げに柚子さんを 丸々一個 皮をすりおろして (中略)あとは火からおろして 
    ひと練りしたら終了
    さてさて そんじゃァ 炊き立ての白メシに 出来立てホヤホヤ 茗荷の味噌焚きさんを鍋から直接
    どうぞ召し上がれでやんす」

    昨夜、おせんのこのご飯のつくり方をまねて、似たようなおかずを作ってみました。

    ミョウガを胡麻油で炒め、みりんと味噌で味付け。おせんさんのより、たぶん全体が柔らかくなりました。そこに、スダチの果汁を注ぎます。皮をすりおろすのが面倒だったので、果汁を絞って入れてみました。

    おせんさんのやり方と同じく、土鍋で炊いた出来立てのご飯(五分搗き米)に載せて食べました。おいしかったあ! やわらかめのミョウガ味噌に酸味がと香りが入ったものになりましたが、食欲がすすみます。

    最近カメラの調子が悪くて、屋内だとときどきぼけます。それで、あまりおいしそうに写っていませんが、こちらが、勝手にアレンジしたミョウガご飯です。


   まだ、探したら出遅れたミョウガが庭先で見つかるかもしれないので、おせんさんのちゃんとしたやり方でためしてみたい。でも、柚子(たぶんこの季節だから青柚子だろうとおもいます)がない! 暖かい土地のだれか知り合いの家に青柚子ができていないか、きいてみたくなりました。
コメント (2)
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