アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

豊田の水

2012-10-29 10:58:46 | 稲武のモノ・コト・ヒト・バ
   先日、豊田市の山里暮らし通信員・おいでんさんそんずの座談会が企画され、メンバーの一人として出席しました。その折、テーブルにおかれていたのがこの水でした。「森からのおくりもの 豊田の名水 とよた水物語」と書いてあります。

   「へえ、豊田でもミネラルウォーターを出しているところがあるんだなあ」と思って飲んでみたのですが、別にうまくもまずくもありません。

   ボトルの裏のラベルを見て、おどろきました! 採取地はなんと「豊田市上下水道局後川浄水場」、供給元は「豊田市上下水道局」となっているではありませんか! 水道水をボトルに詰めただけのこの水、市販しているのかしら?と思って調べたら、水道局のホームページには、「一般には売っていない」と書いてあり、ほっ。

   そういえば、前に、ニューヨークで水道水をボトルに詰めて売っているというニュースを聞いたことがあります。ニューヨークの水道水は、おいしくて安全だというアピールのためらしいけれど、豊田でも、そういう意図があってはじめたことなのでしょうか?

   たしかに、この豊田市の水道水、塩素くささはまったくありません。以前住んでいた京都では、水道水をそのままのむなんて考えられないことでした。それくらいくさかった。こちらにきて、たまたまあるとき蛇口からついだだけの生水を飲む機会があり、まずくないのにおどろきました。

   名古屋に実家のある人が、稲武に住みはじめて水道水がおいしいのに感動し、実家の両親が来たとき、ペットに何本も水道水を詰めてもたせた、という話を聞いたことがあります。それくらい、いいみたい。

   でも、稲武にはあちこちに、おいしい湧き水が出るところがあります。そういう水をミネラルウォーターとして売り出す算段も、だれかしたらおもしろいのに。山里のいいPRになるとおもいます。
コメント
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