アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

青い靴

2012-10-19 21:26:23 | 草木染め
   インド藍の染め液の残りにハイドロサルファイトをいれて調節し、藍を建て直してみました。すると、けっこう染まる。うれしくなって、いろいろいれてみました。

   前に染めたご主人のTシャツの色が、どうも本人に気に入らないようだから染め替えたいといっていた友人に、そのTシャツを持ってくるように伝えると、彼女がシャツと一緒に持ってきたのが、保育園に通う娘のTちゃんの上靴。真っ白い昔ながらのシンプルな上靴を、下ろしてすぐに汚してしまったので、何色でもいいから染めたいというのです。

    水につけておいてから、染め液にポチャンと沈めました。しばらくして取り出すと、緑色だったのが見る見るうちに水色に。何度もこれをくり返し、ときどき水洗いもしたところ、さらに濃い青色に変身しました。

    その後、帰宅した友人はさらに何度も水洗いしました。すると、どんどん青さが増し、はじめ染まりつきが悪かったゴムの部分もしっかり色がついた、との報告が。それできょう、友人宅によって見せてもらったのが、これ。想像以上にかわいくキュートな靴になっていました。

    ところで、友人のご主人のTシャツも、もとの黄色を少し残して模様付けしたら、青緑色に染め上がり、素敵なシャツになりました。今度は、ちゃんと着てもらえたようです。
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筒井さんの田んぼではざかけ作業

2012-10-19 09:12:03 | こめこなクラブ
  大野瀬町の筒井重之さんの田んぼの稲刈りとはざかけ作業がはじまりました。10月16日、こめこなクラブの私とMさん一家も、お手伝いに行ってきました。

  久しぶりに来た大桑集落はすっかり秋の装いに。黄金色の稲穂がたわわに実り、豊かな秋の風景が広がっています。寒冷地に強い品種のミネハルカ。今年も例年通りの豊作です。

   筒井さんは、いったん縮小した耕地面積をまたもとにもどし、昨年の1.5倍ほどのお米を作りました。今年は、たくさんの方に、筒井さんのおいしいお米を食べて頂けそうです。

   はざかけの支柱を組む筒井さん。手伝いに来ていた近所のお年よりが、「あんた、ていねいなやり方しとるなあ」とほめていました。

   農作業では、さまざまな場面で「結ぶ」という仕事が必要になります。筒井さんの仕事をみていると、この「結ぶ」仕事の手際のよさに驚きます。みんな昔からのやり方らしいのですが、うまくできてる。でも、私はこの日も、稲束をわらで結ぶ方法をまた忘れてしまって、筒井さんの手を煩わせました。

   はざが並んだ田んぼ。壮観です。全部筒井さんたちの仕事です。

   Mさん親子。昨年から何度も経験しているので慣れています。Tちゃんは、お手伝いもできるようになりました。彼女は、この山里が大好きだそうです。

    この日は、2ヶ月前に生まれたばかりのKちゃんも田んぼデビュー。乳母車に寝かせられたKちゃんは、青空を見上げながら、ときどき声を出して手足を動かしていました。揺れている電線や木々の葉、鳥の姿でもみたのでしょうか?

    筒井さんがもいできてくれたトマト。甘過ぎずすっぱ過ぎず、おいしいトマトです。私はこの日も微熱があり、寒さと疲れを感じながら田んぼに出たのですが、陽に当り、爽やかな空気を吸ううちに、気分がよくなってきました。トマトをみたら無性に食べたくなり、まるごとパクリ。二つも食べました。たぶん、体内で何かが不足していたのでしょう。お土産にたくさんいただいて帰りました。

    筒井さんのところのはざかけ作業はやっと半分がおわったところ。来週また、折をみて行くつもりです。
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