こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

食のウラガワを見る会の主催で、お米講座

2009年07月14日 23時59分59秒 | Weblog
10時から地元の文化会館で、申請社会教育学級の「食のウラガワを見る会」の依頼で、お米講座を開いた。

普段の日だし、午前中なので、どのくらいの人が圧豆のかと不安だったが、店員は、ほぼ満員で、食に関する関心の高さを、改めて感じさせられた。

講座では、お米の研ぎ方の実演を実演し、そのお米も含めて、4銘柄米の試食食べ比べ。さらには100枚を超えるパワーポイント資料を使用して、お米が現在置かれている状況から、最新の情報までを、1時間半に渡ってたっぷりと話した。

コシヒカリだけが美味しい訳では無いという証明のように、4銘柄米を食べ比べて、自分の好きなお米に手を挙げてもらったら、ほぼ均等に分かれた。
なにも、これは今に始まったことではなく、以前から数種類を試食してもらうと、必ず均等に分かれていたものなのだ。

だから、はっきりと「コシヒカリだけが美味しい訳では無い」と言い切れるのだ。
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「吉田照美 ソコダイジナトコ」の1日目

2009年07月14日 08時48分11秒 | Weblog
 朝一番で、文化放送の「吉田照美 ソコダイジナトコ」の番組に電話で生出演して、お米の話をした。

今のお米は、右を見ても左を見ても、コシヒカリとコシヒカリ系列ばかり。
当然、血筋が同じなのだから、ただお米を作っているという程度では、お米の特徴に違いが出ないのは当たり前のこと。
そして、温暖化のスピードも速くなっているので、今までと同じ考え方や作り方のままで、これからもお米を作つくろうというのであれば、産地は絶対に生き残っていかれないだろう。

だから、各産地は、地域の環境や土壌などの条件を活かした地域ブランド米を誕生させて、他産地との差別化をしなければならないと思う。
しかし現実は、ブランド化をしようと頑張っている産地は極一部で、ほとんどの産地は、「そこにある危機」にすら気が付いていない。
したがって、相変わらずマイナーに産地はマイナーのままで、なんの進歩もしていないし、消費者に知られている銘柄米については、スーパーのPB化などに引き込まれてしまって、低価格競争に巻き込まれている。

この悪い状況から抜け出すためには、まず「コシヒカリが一番」という間違ったイメージを変えなければならないと思う。
お米の美味しさは100種100通り。
人の美味しさも千差万別。
だから、正しいお米の情報を消費者に伝えることが出来れば、消費者は絶対に、自分に合ったお米を選んでくれるはずなのだ。
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