こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

最悪最低の連絡が入ってしまった

2009年09月06日 10時34分47秒 | Weblog
やっと家に着いたとホッとしていた時、携帯に玉川島屋から連絡が入った。

内容は、10月11日に、玉川島屋のアリーナホールを使用しての、山形県の新品種「つや姫」のお披露目が、産地から急きょ中止すると言ってきたというものだった。

せっかく山形県知事が、わざわざ来てのお披露目となるため、ただのお披露目だけではもったいないと、玉川島屋の新聞折り込みでの告知。お得意様へのダイレクトメールの発行。
さらに、スズノブ玉川島屋店では、店頭で「つゆ姫」の試食先行販売。
玉川島屋としては、食品売り場各所で、山形農産物を同時に販売することで、相乗効果を図っていこうと計画をしていた。
合わせて、スズノブ本店でも、力を入れて販売することになっていた。

準備は確実に、着々と進んでいて、あと1か月後となる、10月11日を待つばかりとなっていたのだ。
それが、今になっての中止である。

いま中止するということは、違約金も発生してしまうし、いままで準備を進めてきた、各店にも、大変な迷惑をかけてしまうことから、常識的に考えても、あり得ないことだと思うのだが、なぜなんだろう。
聞いた話だと、「玉川島屋のアリーナホールでは、集客力が見込めないから」という理由だそうだあるが・・・
もし本当に、集客力が問題となったとしたら、大きな間違いである。

具体的な中止理由については、月曜日に、県庁から直接連絡が来ると思うが、自分としても、玉川島屋としても、物凄く憤慨しているし、山形県に対して失望している。

よって、10月11日からの販売予定となっていた、山形県の新品種「つや姫」の先行販売は、お披露目が無くなったと同時に、連動して中止。
その後についても、当面販売は見送ることとなった。
つまり、今年の「つや姫」については、10月11日から12月31日までの販売と全国的に決まっているのだが、スズノブ本店と玉川島屋では、その期間の販売はしないということだ。

新品種にとって大切なのは、デビューしてからの3年間で、その間に、一定の評価や販売量が見込めなければ、その品種の将来は見えてしまうのだ。
だからこそ、自分たちがかかわる時には、「いかに良いデビューをさせるのか」に、全力投球するのだ。
ましてや、今回の「つや姫」は、山形県の将来が決まってしまう、最後の新品種のため、万が一の失敗も許されない。
そのため、雑誌や新聞などにも、積極的に紹介していったのだ。
なのに、今回の中止。

月曜日になれば、県庁から直接連絡が来ると思うが、どういう理由であれ、自分と玉川島屋がコケにされたのは明らかだ。
許すことは出来ない。

よって、スズノブ本店としても、山形米の販売を大幅に縮小。イベント協力については一切拒否。
22年からの「つや姫」の本格販売についても、一切行わないことにする。

せっかく鮭川村にも行ってきたのに、全ては水の泡となってしまった。
さらば、山形県庁・全農。
そして、さらば「つや姫」。

期待していたのだけれど・・・
無念だ!!
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帰りの新幹線では、鮭川村の販売計画を立てていた

2009年09月06日 10時25分12秒 | Weblog
帰りの新幹線の中では、半分寝ながらも、頭の中はフル回転させるという、自分ならではの方法で、東京駅に着くまで、ずっと販売方法を立てていた。

山形県の新品種「つや姫」を核とした、地域ブランド米の販売方法。
「コシヒカリ」を中心にした販売方法。
「はえぬき」を中心とした販売方法。
特別栽培米を中心とした販売方法。
既存の地域米を使用した販売方法。
希少となってしまった「どまんなか」を掘り起こしてのブランド化の方法。
などなど・・・・

2泊3日で自分が手に入れた最新情報を、今までの情報に付け加えて、今実行するためには、どの方法が最も適しているのかを、ずっと考えていた。
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山形県の生産者は元気だけど

2009年09月06日 09時08分14秒 | Weblog
木曜日から、山形県鮭川村へ行っていた。

東京駅から新庄まで3時間38分。
決して遠い距離ではないのだが、気持ち的には、福島からが物凄く遠く感じる。

消費地からすると、鮭川村のお米は、売り場が極端に少なく、悪く言えば市場から置いていかれている地域という感じがある。
したがって、生産者の意識なども低くなってしまっているのかと思うと、そうではなく、下手な大産地よりも、熱心な人たちばかりなのには驚かされる。
よって、2日にわたる懇親会も、よく喋る。よく考える。よく笑う。

でも、自分たちでブランド米を作っていく方法や、ブランド米を作ってからの販売方法などについては、まったくやったことがないため、思いはあっても、手も足も出ない状態となってしまっている。

だから本来なら、県や全農が、もっと真剣になってブランド米作りに協力してあげなければならないはずなのだが、県や全農には、その気持ちがないのだろう。
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