自分をよく知っている人なら、自分が一つのお米をブランド化しようとしている時の、異常さを知っていることだろう。
食べては吐いて、また食べては吐いて。
そんなことを繰り返すと、体力が無くなってしまうので、それを恐れて、吐くことが分かっていても、さらに食べ続ける。
寝ていても、頭に閃くことがあれば時間に関係なく、直ぐに飛び起きてパソコンに入力をはじめ、そのまま朝なんていうことも当たり前。
当然、体力は落ち続け、胃も弱くなってしまうため、ずっとビタミン剤や胃薬を飲み続けなければならないのだが、ビタミン剤はほとんど効果が無くなり、市販の胃薬も直ぐに効かなくなってしまうため、部屋にはビタミン済と胃薬がゴロゴロ。
「産地のためになるのなら」と、そんなになってまでもブランド化をし続けているのだが、今日、その張りつめていた思いが切れてしまった。
今はただ「疲れた」という脱力感だけ。
もういいや。
自分は100歩下がって、ブランド化については、出来る出来ないは関係なく、産地の考え方に全て任せようと思う。
これから各産地は、自分たちで一生懸命考えて、ブランド化をしていってほしい。
今まで通り、助言であればいくらでも協力はする。
まだ、自分にブランド化を手伝ってほしいというのなら、とにかく消費地というものを理解して、決めるものは直ぐに決め、行動するからには、素早く動くようにしてほしい。
ブランド化というものは、動きだしたら止めることは不可能。
止まるということは、失敗を意味するのだから。
とりあえず今日からは、ガタガタに崩れてしまった体調を、1日でも早く戻すことに専念しようと思っている。