こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

JA新函館に説明する

2012年03月10日 23時35分21秒 | Weblog
JA新函館が訪問してきたので、震災から1年たった今の現状と、当面していかなければならない事、将来の対策などについて説明した。

JA新函館の今回の大失敗は、新米の流通が、極端に遅れてしまったこと。
予定日になっても入荷してこない、入荷日が延長される、そして最後は、入荷日も定まらない。
という事態では、お客様も痺れを切らしてしまう。

特に今回は、同じ北海道米の「ゆめぴりか」に注目が集まっていたことから、入荷日が解からない「ふっくりんこ」を待っているよりも、話題「ゆめぴりか」でも良いと、「ゆめぴりか」に移ってしまったという事がある。

それについては、シッカリと対応を考えてもらわなければならないため、特に強くお願いした。

産地側には、産地側としての悩みや問題があることは、十分わかっているのだが、だからと言って、流通に関する考え方を、弱めたり、間違ってしまっては、もともこもない。

今年の新米までには、シッカリとした対策をしてくれるだろうと期待している。
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高知県にも真名井があった

2012年03月10日 17時58分49秒 | Weblog
高知県のJA四万十に行った時に、白地図で米、俵、里、田、がつく地名。
真名井、四万十川の支流状況、棚田の規模、水田面積などを調べて、お米の歴史があることが地名などから解ったが、残念ながら真名井という名は見つけることが出来なかったという事を、前回書いた。

現地でも、何度も自分が、「真名井」という言葉が無いか、地名は無いかと言ったいたので、高知県農業技術センターの人が調べてくれた結果、高知県にも「真名井」があることを教えてくれた。

この「真名井」を知ったのは、京都の天の橋立のそばにある「籠神社」を訪れたときで、自分には土地勘も、この神社の存在すらも知らなかったのに、導かれるように歩いて行ったところに「籠神社奥宮」があり、その神社の名前が「真名井神社」だったのだ。
また、この神社の狛犬は、「犬」ではなく「龍」であり、水神である龍の力を感じられることからも、特別な場所なのである。

「真名井」の「真名」とは「本当に素晴らしい」という意味があるそうで、「真名井」とは「天の神聖な水の出る井戸」だということで、「清水」につけられる最高敬称とされていて、「聖泉」「神聖な水」「ご神水」「名水」「清浄な水」とも言われている。
そして、この名がある場所の側には、必ず極上のお米を作る隠された地があるのだ。

だからそれ以降、産地に行くたびに「真名井」は無いかと探しているのである。

四万十のブランド化をするにあたっても、歴史があり、地名にも「米」に関係する文字が入っている地域が点在していることから、どこかに「真名井」があるはずだと思っていたので、あったという事が解かった時には、本当に嬉しかった。

高知県の「真名井」は、高知県長岡郡大豊町佐賀山の、日本の滝百選に選ばれるとともに、土佐の名水40選にも選ばれている「梶が森・龍王の滝」の奥だそうである。
「龍王の滝」の左手にある梶ヶ森の登山道を20分程上っていくと、求めていた「真名井の滝」に到着し、その風景は、細く曲がりくねった約12メートルの滝で、荘厳な風景だという。

まさに求めて探していた「真名井」。

「真名井」の「井」は井戸ということで、やはり「湧水」が多いのだが、「真名井」の「井」には、もうひとつ「滝」という意味もあることから、その「滝の真名井」を探していたのだ。

これで、安心して四万十のブランド化を進められそうだ。
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