こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

平等という差別を始めます

2015年07月04日 15時49分25秒 | Weblog
Suzunobu Project Riceで実行している他の産地や地域のブランド化計画について、計画規模・内容・進捗状況等の違いはありながらも、基本的には平等の考え方でした。
しかし今回、JA四万十のアドバイザーになった事で、その考え方を改める事にしました。

基本的な考え方としては、自分のSuzunobu Project Riceに基づいて進んでいる色々な産地については、そのまま平等・同列で進めていきます。
ですがそれですと、アドバイザー特権を付けてくれたJA四万十が、唯一不利となってしまいます。

よって、同じ計画で進もうとしている場合などは、JA四万十の優先順位が上となります。
さらに、新しい構想・計画、可能性への挑戦についても、最優先で説明していく事となります。

逆に、Suzunobu Project Riceの考え方からズレ始めている産地、提案している事を実行してもらえない産地については、順位を下げさせてもらいます。
順位が下がるという事は、消費地に対しての産地紹介の場が減りますし、ブランド化への提案回数も減ります。
合わせて、和穀の会を通して契約している、取り扱い全店の年間契約数量や取引価格についても、ブランド化計画の考え方を適応せず、一般流通の考え方に合わせていきます。
よって、豊作・不作についてのサポートもありませんし、一切考慮しないようにします。

特権を付けてくれた産地には、恩に報いるために、有利な情報は先に。
頑張っている産地には、その産地として有利な情報を。
並んでいる産地には、落ちこぼれない様なサポートを。
動いていない産地には、それなりの評価を。

これが自分が考える、平等という差別です。
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出穂を確認

2015年07月04日 14時28分50秒 | Weblog
茨城県「潮来市大規模稲作研究会」からの情報が更新されました。
極早生品種「一番星」を栽培している産地です

産地のコメントについては、Facebook:潮来市大規模稲作研究会
https://www.facebook.com/itakodaikibo

例年より5~7日位早い、出穂が確認されました。

他産地の現状は関係なく、来月には新米スタートです。
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JA四万十のアドバイザー

2015年07月04日 14時06分17秒 | Weblog
7月2日付で、高知県産業振興アドバイザー制度の支援を受けて、高知県JA四万十のアドバイザーとなりました。
(JA四万十のアドバイザーですので、本山町の「土佐天空の郷」は含まれません)

20年以上、色々な産地のお米についてブランド化をしてきました。
しかし、高齢化・担い手不足、さらにブランド米価値の低下などがあり、産地の衰退は止まりません。
判っているのは「今迄と同じ発想では産地の衰退を止める事は不可能」ということだけです。

中山間地の農業を絶やさないためには。
地域が元気になる方法は。
次の時代へ引き継げる農業とは。
担い手に引き継いでもらう価値がある農業とは。
外国産米と戦うためには。

産地に元気になってもらうためには、どうしたら良いのか。
常に色々と考えている中で、今の自分としては、自分が作り出したSuzunobu Project Riceによって、産地のブランド化をしています。
そして、Suzunobu Project Riceによって、色々な産地が元気を取り戻し始めています。
誰もが認める成功事例と言われるようになった産地も、ブランド米も誕生しました。

ですが今まで。
このSuzunobu Project Riceは、100%で実行された事が無いのです。

その理由が、責任の所在です。

ほとんどの産地は、Suzunobu Project Riceに基づきながら実行しているので、本来なら成功も失敗も、全て自分の功績として戻ってくるはずなのですが、自分には「成功は産地に、失敗は自分に」という考え方があるので、自分の計画でありながらも、成功は産地の手柄となっています。
自分としては、それはそれで別に構わないのですが、その後に問題が出て来てしまう事が多いのが悩みです。

どういう事なのかというと、成功したことによって産地は、Suzunobu Project Riceの考え方を無視して、ブランド化計画を自分たちの考え方に変えてしまう事があります。
自分の計画であったはずが、いつのまにか違うものになってしまっているので、その時から自分は、その産地のブランド化についてアドバイスをする事が出来なくなってしまうのです。
さらには、Suzunobu Project Riceであったはずなのに、いつのまにか自分とは関係が無い、違う人が引き継いでしまっているという実態もあります。
そうなってしまうと、もうどうしてあげる事も出来ないのです。

その他にも、色々な理由はあるのですが、産地のブランド化のため、Suzunobu Project Riceを100%使えるようにするためには、いつのまにか、成功も失敗も自分の基に取り戻せるための「特権」が必要となっていて、それを形にするとしたら、正式に依頼された「アドバイザー」の資格という事になるのです。
なのですが、たかが米屋ごときに、この特権をくれる産地は無いのが現実でした。
よってSuzunobu Project Riceを100%使う事が出来ない状態で、今まで産地のブランド化は進められていたのです。

ですが今回、高知県JA四万十が、高知県産業振興アドバイザー制度を利用して、自分を「JA四万十のアドバイザー」に任命してくれました。

打診は春からあり、自分もそれを願っていました。
そして審査を受けても、アドバイザーに成れるだろう事を想定して、春からJA四万十とのブランド化は進められていました。

Facebooに全て書かれているわけではありませんが、読み返すことで、JA四万十がブランド化に向けて、一気に加速している事が理解できると思いますので、興味のある人は、読み直してみてください。

ですが今回、7月2日付で、正式に「JA四万十のアドバイザー」になった事から、JA四万十からの産地発信については今まで通りですが、自分がJA四万十のブランド化について発信していた内容については、一部規制をする事に致します。

「JA四万十 厳選にこまる」の情報発信が少なくなったとしても、計画がとん挫しているとか、ブランド化が止まっているという事ではありません。
今まで以上にシッカリとした、JA四万十のためだけの計画は動きだしています。
そのお披露目は、新米時期となると思っていてください。

情報発信が少なくなるのは、当たり前の事ですが、むだに情報を出すことで、対抗産地を元気づける事が無いようにという考え方です。

ご理解の程、よろしくお願いいたします。

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2千人は産地の頑張り

2015年07月04日 09時12分20秒 | Weblog
佐賀県「伊万里深山米」からのコメントが届きました。
日本テレビ:メレンゲの気持ちで紹介した産地です

産地Facebook:伊万里深山米
https://www.facebook.com/pages/%E4%BC%8A%E4%B8%87%E9%87%8C%E6%B7%B1%E5%B1%B1%E7%B1%B3/1596583907284826

メッセージに「伊万里深山米」のFBが開設して3ヶ月経ち、週に2千人くらいが閲覧してくれるようになったというコメントが入った。

1年前の「伊万里深山米夢しずく」は、まだ誰も知らなかった産地と品種、そしてブランドだった。
それが1年以内に評価がもらえるようになり、2千人程の閲覧もしてもらえるようになったのだから、良く育ったというか、良く頑張ったと思う。

「伊万里深山米」の方としては、自分(西島)のおかげと言っているけど、自分が仕掛けたのは1回のテレビと数冊の本だけ。

FBの立ち上げは強制的にお願いしたけど、投稿内容については、ほぼノータッチ。
自分がしているのは、シェアして足りない内容などを補足している程度。

だからFBの閲覧数については、産地の頑張りが全てと言ってよいだろう。
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