こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

使わなくてよいのであれば

2015年07月23日 23時21分45秒 | Weblog
北海道「中空知エコ米生産共和国」からの情報が更新されました。
日本テレビ:月曜から夜ふかしで紹介したお米です

産地のコメントについては、Facebook:中空知エコ米生産共和国 3代目国王
https://www.facebook.com/pages/%E4%B8%AD%E7%A9%BA%E7%9F%A5%E3%82%A8%E3%82%B3%E7%B1%B3%E7%94%9F%E7%94%A3%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD-3%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E5%9B%BD%E7%8E%8B/931589226892183?fref=ts

自然を相手にしている限り、「いらないものはいらない」
それは、当たり前のことです。

「自分が育てた農産物を、自分で売る」というだけであれば、自分だって自然にダメージを与えるものは使用しないでしょう。
しかし、そんなことを現実にできるのは、ほんの一握りの生産者たちだけです。

だから自分は、使用して良いといいます。
使いなさいと後押しするときもあります。

でも、それにはルールがあります。
それは、「いらないものは、いらない」という、最初に言った一言です。

自然とともに生きている。
自然というものを理解している。
というのであれば、全てが判っているはずです。
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理解してくれる人と飲む

2015年07月23日 23時05分14秒 | Weblog
今晩となるのだろうか、19時過ぎから、某産地で某ブランド化を一緒に初めた人と、最初は産地の現状や問題点などを聞いて、そのあと飲んでいた。

自分は裏を見せないタイプで、裏を見せるという事は「敗北」に値するほどのダメージを自分が受ける。
だから、裏を話せる人は、自分が色々な産地と長年付きあっていても、実際には数人しかいない。

今日は、その内の1人と飲んでいた。

だから、文句も言った。
愚痴も言った。
自分の気力・体力に限界がきていることも言った。
その中で、まだ耐えていることも言った。

正直、言ってどうなるものではない。
そんなことは理解している。
性格からして、絶対に上に伝えてくれることだろう。
しかし、それを期待している訳ではない。
改善されるとも思っていない。

しかし、個人として、自分を理解してくれるのだけは判っている。
だから、恥をさらして話をした、説明をした。

聞いてくれるだけでも。
そして、それに反応してくれた人が、1人いるだけでも。

割れ始めているガラス玉は、まだしばらく原型を保つ事が出来る。

今は、それだけで良い。

エイリアンは、殺そうとしても、そう簡単には死なない。
エイリアンと言われている自分も、愚痴は言うけど、簡単には死なない。

最後の大仕事。
まだ始まったばかり。

だから、まだ死ねないし。
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JA四万十厳選にこまるブランド化計画

2015年07月23日 17時50分47秒 | Weblog
21・22日と、高知県JA四万十まで「JA四万十厳選にこまる」のブランド化のために行っていた。

大雨の中で、すべての生産者の、圃場の生育状況・病害虫発生状況・圃場の土質調査などをしていった。

今回は「JA四万十厳選にこまる」のアドバイザーになったことから、一般的にはもらうことができないが、ブランド化するためには、絶対に必要な資料を、初めて受け取ることができた。
黄色いファイルがJA四万十川が用意してくれた、自分が求めていた資料で、ボールペン1本分の厚さがある。



JA四万十の将来にかかわる内容が含まれていることから、資料内容は、1つも教えることができない。
たとえ問題ない部分であったとしても、自分の気持ちとして、教えるつもりはない。
わざわざ敵に塩を送ることはないからである。

TPP交渉で10万トンという数字が出たことからも、JA四万十が生き残るためには、いくつかの産地を潰していかなければならないかもしれない。
そうなることも考えれば、余計に、受け取った資料内容を表に出すことはできない。
当然のこととして、ご理解を。

視察を終えてからすぐに、JA四万十の会議場で、生産者とJA四万十に向けた、「JA四万十厳選にこまる」のブランド化計画についての説明をした。
説明の中では見せる予定でなかったことから、雑な作り方となっていたパワーポイントの資料であったが、「ブランド化内容を、しっかりと理解してもらうためには、やはり見せた方がよい」と思い、話の途中からスクリーンに投影しての説明に切り替えた。

出来損ないの資料であったが、JA四万十も印刷をして、生産者に配布してくれたことと、JA四万十川が一部使用したいという要望もあったことから、今日の午前中から先ほどまで、マル秘となっている「JA四万十厳選にこまる ブランド化計画」の資料を、修正・加筆していた。

とりあえず表紙を除いて22ページ。
ブランド化の基本部分だけをまとめた資料を作った。



ブランド化計画としては、ブランド化計画の骨格となる柱の1本目を作っただけにしか過ぎない。

今度JA四万十に行くのは9月下旬。
それまでに、あと2本の骨格とパイロット3本。
さらに9本の伏線を作らなければ。
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コメ輸入「10万トン未満」で調整…TPP

2015年07月23日 17時02分45秒 | Weblog
gooのニュースを見たら「コメ輸入「10万トン未満」で調整…TPP 03:01 読売新聞」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
政府は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で、米国や豪州から主食用のコメを無関税で輸入する「TPP特別枠」の規模を「10万トン未満」とする方向で調整に入った。

米国からは7万〜8万トン程度、豪州からは米国の10分の1程度の量について、それぞれ輸入の拡大を認める方向だ。

7月下旬に甘利TPP相が米豪の担当閣僚と個別に会談し、決着を図る。

交渉関係者によると、枠の規模を巡り、米国は17・5万トン、日本は上限5万トンを主張していたが、最近になって歩み寄りが進んだ。
甘利TPP相は21日の記者会見で、「5万トンと17・5万トンを足して二で割る解決策にはしたくない」と述べ、日本の主張に近い水準で決着させる考えを示していた。

豪州については、過去5年間の日本へのコメの輸出量が米国の10分の1程度だったことを踏まえて枠の規模を決める方向だ。
というもの。

1粒たりとも輸入を認めないといっていたはずなのに、10万トンというとんでもない数字を言い始めた。
もっとも、自分としては判っていた数字であるから、特に驚きはしなかったが、「やっぱりか」という失望感はある。

これによって、TPP交渉反対と言っていた地方議員は、地元に対して、どういう言い訳をするのだろうか。
日本の農業の将来が絶望的となったのだから、「ごめんなさい」とか「力不足でした」とかの言い訳では済まないだろう。

今、一番問題となるのは、いつから輸入が始まるのかということ。

日本は、これから新米がスタートする。
なかなか消費が伸びず、昨年のお米が残っている中で、新米販売のスタートが切れるのか。
産地は価格を決めることができるのか。
消費地は、産地の希望価格で買うことができるのか。
政府がしでかしたことなのだから、「5中3」も守れないかもしれない。
きっと、日に日に価格は下がっていくことだろう。

産地はどう対応するのだろうか。
外国産と同じ価格で戦うのか、お米の生産をやめるのか、まったく逆の戦いを考えるのか。

もう、「待った」はない。
パンドラの箱の蓋も、ついに開く。
守ってもくれない。
助け舟も来ないだろう。

前から「考えておくように」とは言っていたはず。
準備は、出来ていたか?
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