昨日は自分的に想定外の雨だった。暖房の無い秘密基地でじ〜っとしていると、体が深々と冷えてきてよろしくない。コタツムリしたくても実はまだ仕舞ったまま。寒いな〜。そうだ!秘密兵器を使って内側から温めよう。

こんな時のお助けマンがホワイトパスタ号。前後輪7気圧ポンプアップして漕ぎ出すと、あら快適!

距離はおよそ6キロ、時間は20分程度。こんなに短くても汗がうっすらと。そして血液が全身隅々まで行き渡るのが実感できた。
さて本日は?晴れてるでしょ〜〜、と目を覚ますと、なんだか曇りがちでスッキリしていないじゃん。でも天気予報通り11時近くになったらお空も好転し、お出かけモチベーションが上がってきた。
今日のコースは初冬にうってつけのコース。比較的近場でちょっとした4つのピークを越えてゆくというもの。
赤葡萄酒号を使うか銀シャリ号で行くか悩んでしまったけど、これからの季節はやっぱり650だね。
プチ山越え第1ステージ入口はこちら。




牧歌的風景が続く。














しかし、第1ステージのピークを越えて下って行くと、およそ普通の小径とは思えない様相になってきた。そして最後は押していかねばならないほどに。あらら、全然違うじゃん。下界に降り立ったところで実は道をロストしていたことに気づく。
気を取り直し第2ステージへ。

住宅街のすぐ脇に新幹線が通っているのね。豪快な音を立てて東京方面に走っていった。

第2ステージ入口はこちら。
ちょっと老朽化した橋が趣深い。

先日テレビでやっていたけど、日本全国至る所に改修の手が付けられていない建築物がたくさんあるですって。

ここからちょっとした秘境に入って行くんだけど、なぜかハイカー2名様。「こんちわ〜〜」と挨拶受け抜かされた。もちろん、こちらからも元気よくご挨拶。


ここからちょっとした秘境に入って行くんだけど、なぜかハイカー2名様。「こんちわ〜〜」と挨拶受け抜かされた。もちろん、こちらからも元気よくご挨拶。

車やバイク、そして自転車が通った痕跡一切なしの落ち葉路面。やっぱりちょっとした秘境だ。


時折、相模湾を見渡せる。また雲が出てきた。


時速4キロでゆっくりと進んでゆく。一生懸命走る必要は一切ない。


突如出現したアンテナ群。こんな立派なアンテナならアメリカ西海岸屋カリブ海なんて楽勝なんでしょうね。


程なくして一般道に出た。ここを下って第2ステージ完了。と言いたいところだけど、下り立ったところがまたしても予定していたルートではなかった。地図読みではわからなかったので、スマホの地図を起動させて現在地を確認。最近地図読みが鈍ってきたな〜。
第3ステージはこちらから。







比較的開けた丘陵帯をゆく明るいコース。
ここは無事抜けてきて予定通りの地点に下りてきた。時は既に13時30分。秘密基地を出発した時刻が11時頃だったので、かれこれもう2時間半も経っていた。もちろん補給食など持ち合わせてなく、道中にはコンビニなどもなかったので、ややハンガーノック気味。
突然目の前に現れたラーメン屋さん。ここは確か10年以上も前に営業始めていたかと思われるが、今日まで一度も入ったことがなかった。場所が場所なので、自転車に来るには主要街道からはかなり離れているし、空母でもなかなか訪れるモチベーションがなかった。今日は絶好なチャンスだ。


着丼した味噌ラーメン。一口スープを啜ると、おぉぉぉt!うんめ〜〜〜(^^) まじ美味しいじゃん。このラーメンだったら、わざわざ自転車で訪れる価値はありだ。自分のラーメンファイルに登録しておこう。
お味大満足!お腹いっぱい(^^) ラーメンはこうでなくっちゃ〜ね。もしここら辺でお腹が満たされなかったら、今日のミッションは終了にするところだった。

ご満悦のまま第4ステージに向けて再スタート。ちょっとした川の左岸を遡上してゆくが実はここでも道を間違えた。ただ軽微な修正で本来のコースへ復帰。

再び密柑山へ入ってゆきゆるゆると坂道を登ってゆく。


途中、広域農道に出てすぐに再び小さな道へ。


蜜柑の樹々から時折見える相模湾。自分にとってとても近い存在なのに、今日だけはなぜか遠くの海に感じる。
小さな集落を通過し本格的な上り坂、しかも湿度が高めな山中を上って行き、薄暗いピークを越えたら激坂下坂で一気に平野へダイブ!

カンチブレーキのアーチワイヤーがブチ切れんばかりに強くブレーキレバーを握り、スピードを抑えながら進んでゆく。


パッと開けると遠くに真鶴半島が。目を凝らすと初島も見えているようだ。


千切れた雲に太陽が隠れ、気温が急激に下がるけど、今日は比較的穏やかだからそれほどシンドくはない。


ようやく下界に下りてきた。


ちょうど駅員さんが窓口で出札業務を行なっていた。これは又と無いチャンス!お願いして緑の切符の入場券を発券してもらった。機械で売ってる橙色?で小さな切符ではホントに味気ない。やはり記念として買う切符はこの緑っぽいヤツじゃないとね。併せて本日訪問した証に入鋏スタンプも押していただいた。時間が15時38分と印字されている。秘密基地を出てから既に4時間半も経っていたのか。
この後はいつもの裏道コースをたどり


国府津車両基地で列車のチェック。257系が係留されてるじゃん。

車両基地の脇道ダートをゆるりと進む。


ちょっと分かりづらいけど235系横須賀色が。ここまで走ってきてるんだ。
この後は親木橋に出て進路は東へ。
さ〜ここからが銀シャリ号の本領発揮ですよ〜。赤葡萄酒号でこの行程を走ってきたら疲労困憊、多分国府津から輪行してしまったかもしれない。でも銀シャリ号は違う。650×38Aタイヤ自体がフライホイールになり、絶対速度は上がらないにしても、一度走り始めたら後は小さな力でペダルを回せば前に進んでゆくのだ。スピードは出なくていい、ただひたすらゴロゴロと転がってゆくだけ。
そんな感じでプランぷらんと走って17時20分頃、秘密基地へ無事帰還。
あまり距離のないコースにもかかわらず、獲得標高500mは超えたんではないかな?適度な疲労感に包まれビールを飲んだらバッタンキュ〜でありました。次はあっち方面に行きたいな。
走行距離:67キロ