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自転車ロードレースやロングライドの話題が中心です。
脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

自分にとってのブルベとは?

2011-10-07 13:24:09 | 自転車
『サイクリングはより楽になるものではない。ただ速くなるだけだ』 by グレッグ・レモン

自分はブルベになにを求めているのか?
自分で設定した目標をクリアすることに喜びを感じる。それだけ。

BRM923のパノラマ300の目標時間は、2010年のBRM828の200kmを10時間をぎりぎり切るタイムで走ったことと、2011年のBRM423の300kmをぎりぎり15時間を切るタイムで走ったことが基準になっている。
暑くてバテバテであっても、多少の山岳を含むコースであっても、休憩をしっかりとっても、脚ができていない時期であっても、雨が降ったとしても、100kmあたり5時間あれば走りきれるという経験上の自分内基準だ。

今回のBRM923のパノラマ300は山岳が多いため、平均速度が落ちるはずだが、その分、下りもあるので、全体としての平均速度はあまり変わらないのではないか?との推測もあった。
登り下りは無理をしないで走るとして、平地の走りが目標達成に大きなウエイトを占めると考えた。
平地では、それなりに頑張って速度を上げ、消耗しきってしまわないうちに心拍を下げて、回復したらまた速度を上げるような走り方を続けた。
さすがに真っ暗になってしまった支笏湖のポロピナイからの登りでは、こまめに休んで、疲れ切ってしまわないように登った。疲れ切っていたら下りで危険かもしれないから。

方向音痴のため、PCの場所がわからずうろうろして時間をくってしまったところもあったが、30分を残して目標達成でゴールできたことは大きな自信になった。
補給も走りも考えていたとおりに進めることができ、足攣りも起さなかったことも、とてもうれしい。
レベルが低い目標ではあるが、自分にとっては3年も出場を悩んでいたコースだけに、感慨深いものがある。

ブルベの出場者は、それぞれいろんな目的で走っている事と思う。
自分のように、目標を設定して走る方もいるだろうし、仲間と一緒に走ることを楽しんでいる方もいるだろう。
グルメ、観光など、目的は様々だけど、それぞれの楽しみ方があって当然であり、それらはまさに人それぞれ。
これぞ「大人の遊び」であろう。

今回、目標時間をクリアしたからには、次はもっと目標時間を縮めることになる。
そのためには、もっとトレーニングしなければならないだろう。量だけでなく、質も考慮しなければならない。
よりよい脚を作って同じ目標時間を設定すれば、楽になるのだろう。
しかし、それでは自己満足は得られない。
やはり、「サイクリングはより楽になるものではない。ただ速くなるだけだ」なのだ。