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自転車ロードレースやロングライドの話題が中心です。
脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

2013年 道新杯 サイクルロードレース

2013-05-13 14:30:57 | 自転車
5月12日(日)に長沼町の水郷公園で開催された「道新杯 サイクルロードレース」に参加した。

クラスは「S5」。
S5クラスはエントリーが17名くらいだったけど、実際に出走したのは15名くらいだったはず。

8:00に受付を済ませて、ちゃじさんと試走へ。
初めてのコースで、わからないことばかりだけど、試走では、P10のクランクのところがいちばん危険っぽいと感じていたにもかかわらず、そこではまってしまうことになろうとは・・・。

今回の作戦は、人数が少ないことから集団で回しながらスピードアップを図るような場面はないはずなので、基本的には単独走がメインで、足を回復させたいときは後ろにつかせてもらうけど、そのままでは後ろに追いつかれてしまうので、回復したらどんどん前に行けるだけ行くという作戦。

スタート・ゴール地点側の長いストレートは、ゆるい登りになっており、自分は遅いはずなので、ここで大きく遅れないようにできるだけついてゆかなければならない。
石畳を越えて左折してからは平坦または下り基調なので、自分はここで遅れを取り戻せるはず。
ちょっと登って左折した下りで勢いをつけてP10のクランクで落ちたスピードに乗じて先頭に出る。
スタート・ゴール地点付近で追い抜かれるのは計算済み。むしろ、ここでわざと休んで後ろに付いている選手を焦らしたい・・・などと考えていたけど、そんな思惑どおりにレースは動かない。

クリテリウムは初めてなので、どの程度のインターバルがかかるのかわからないけど、とりあえず心拍を160にまで上げておこうと2時間前に一回目のアップを開始。
なんだかけっこう疲れてしまったので、豚汁を食べに行き一休み。
1時間前になったので、もう一度心拍を上げて身体を暖めておこうとウオームアップを開始。
かなり疲れてしまい、脚が既に終わった感あり。(笑)

S4のレースが始まったようなので、集合場所に自転車を並べてS4のレースを観戦。
途中から1位の選手の独走が始まり、その後ろの集団はなかなかペースアップができずにみんな焦り始めている様子。たまに飛び出す選手がいるものの、すぐに吸収されてしまう。やはり単独走で高出力を出し続けるのは厳しいので集団内で走ろうとするのはわかるのだが、その集団が牽制し合っていては、集団のメリットを活かすことができずに最後までトップをとらえることはできなかった。

いよいよ自分のS5のレース。
参加者が少なくてさびしいのだけど、その分、落車のリスクは減るのかな。
同郷のIさんが声をかけてくれて、緊張がほぐれた。
途中で協調関係を結ぶことがあるかもしれないので、TEAM Pandaの選手にも挨拶を済ませておいた。

スタートの号砲が鳴り響いた。
ダッシュしようと焦った結果が、クリートがはまらずにいつのまにか最後尾に。(笑)
とりあえず、石畳までに順位を上げて、じわじわと先頭に追いつこうと上がっていった。
P9からの下りを利用してトップに出て、そのままの勢いでP10 のクランクに突っ込んでいったら、リアを滑らせてしまい、芝生に突っ込んでしまったが、幸いにも落車をまぬがれてコースに復帰。
まだトップを維持できていたので、そのままゴール地点まで独走。
後ろは何人付いてきているのかわからなかったが、雰囲気的に4~5人は付いてきている様子。
この一周目は、全周をほぼ300W以上で走行していた。

ここで少し休んでおこうと力を緩めたとたんに後ろからどど~っと抜かれてしまい、置いてゆかれないように必死に食らいついた。
P9やP10のカーブでは、事故を避けるため、できるだけ前後の選手と重ならないように注意した。
途中でちゃじさんが単独で抜けだしたので、Team Pandaの選手と一緒に追って、なんとか追いついた。
ここで後ろに付いて脚を溜めることも選択肢にはあったのだけど、たった8周のレースで牽制なんてしてられないと発奮し、とにかく行けるときは前に行っておこうと頑張った。
でも、高出力を維持できる時間は限られていて、しかもインターバルがかかって心肺が苦しい中での高出力なので、フォームもペダリングもコントロールできず、とにかく前え前えと、ぐちゃぐちゃで走り続けていた。

場内実況アナウンスでは自分の名前をコールしていたのだろうか?
トップでゴール前を駆け抜けた時も自分の名前は聞こえなかった。
必死になっていたので聞こえなかっただけかもしれない。

残り2周になったところで前に選手がいたので、必死に追ってP10を過ぎたところで先頭に立って、そのまま最終回も走り切りたかったけど、ちゃじさんに石畳区間手前で抜かれ、抜かれるときに「もう疲れたよ」と声をかけたけど、ニヤッと笑ってそのまま行かれてしまった。付いてゆきたかったけど、もう力は残っていなかった。
じわじわと離れてゆくちゃじさんを見送り、P10のクランクを抜けてゴールまでの区間で、自分の前にあまり見掛けなかった選手が後ろから追い抜いて行った。ずっと後ろに付いていたのか、追いついてきたのかはわからないが、この選手に付いてゆくことができなかった。
後ろに気配を感じなかったので、このままなら3位確定だけど・・・と思いながらも、最後ほんの少しだけ頑張って追い込んだけど力及ばず3位でゴール。
もう、ボロボロ。
一周目以外で300Wを越えたのは4周目、7周目と8周目だけ。
なんとも情けない。
心拍は180が上限だった。まだまだ追い込み足りない。あと10は追い込めたはず。

自分の弱いところはわかった。
常に屋内でローラーで一定出力で走る練習がメインなので、インターバルがかかるととたんに対応できなくなる点だ。レースを走るのであれば、インターバルを鍛えなければ。

まあ、それでも表彰台に登れたのだから、よかったよかった。
今度は、一番高いところに登れるように頑張ろう。