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自転車ロードレースやロングライドの話題が中心です。
脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

第一回 定山渓豊羽ロードレース S2 2017

2017-06-19 09:06:20 | 自転車

S2で2年目の2017年、道新杯で2年連続のラップアウト、藻岩山HCで痛恨のサインミス、いいところのないまま迎えた豊羽ロードレース・・・結果はS2で12位でした。

前日の試走で、想像していたよりもアップダウンが激しく、直線は短くてカーブが多く、短いながらも勾配が強い区間もあって、自分の課題は勾配の強いところで遅れてしまわないことかなと考えていました。
勝負ホイールを持って行ったものの、カーボンホイール用のブレーキパッドを忘れてしまい、練習用ホイール(といってもレーゼロですがw)での出走となりました。
主催者の予想よりもゴールに時間がかかったようで、自分のグループ(S2、S3、Jの混相)は予定よりも40分ほど遅れてのスターとなりました。

コースはあまり広くないうえに路面が荒れ気味で、カーブ中央に砂が浮いている場所もあるため、集団で下ることは危険と思い、早々と先頭スタート位置を確保しました。
集団を縦に伸ばした方が安全と考え、脚を残すことは考えずに号砲と同時に飛び出して先頭で往路の6割ほどを牽き続け、直線で後ろを振り返ると6名ほどのパックができていて後続集団とは200mくらい離れていたので先頭交代を促し下り続けました。
登りで追いつかれるのは分かっているのでできるだけ下りで引き離しておきたかったのですが、平坦部分に入るとなぜか足を緩めてしまう集団にイライラしながらも後続も見えないし、登りのために脚を溜めておこうと休んでいたのが失敗でした。
そのまま6人で折り返し地点まで下りましたが、後続集団は折り返して100mくらいのところですれ違い、Jの活きの良い選手たちが登りですぐに追いついてきました。そこからは、少しずつ登りの強い選手たちに追い越されて、何とかついてゆこうと踏ん張りましたがペースを維持することはできず前の集団は見えなくなってしまいました。
単独走になることは避けたかったので、登りでもなんとか前の小集団に食らいついて2周目の折り返しをクリアしました。2周目の下りも気持ちよくスピードを上げて先頭とのタイムギャップを40秒程度(と応援の方が言ってたはず)で6名程度の第3集団で折り返すことができました。
しかし、ここからが登れない・・・前から落ちてくる選手をパスしながら小集団でローテーションとは言えない前後の入れ替わりを経て、残り1㎞辺りで小集団から自分を含めた2名が遅れてしまい、後ろを振り返ったら自分たちの後ろにはまったく選手が見えない状況で、「ああ、もうこのままゴールでいいかな。」と思ってしまい心が折れてしまいました。ほんの少し前の選手2名まで追いつこうという闘争心が湧いてきませんでした。とはいえ、一緒にちぎれた若者に負けるわけにはいかないのでゴール前は頑張ってなんとか先着することができました。

タイムは「00:58:54.12」先頭とは3:16の差でした。
2周目復路の8㎞たらずの距離で2分以上も差が付いてしまう登りの遅さをあらためて実感した結果でした。
途中で休んでしまったところもありましたし、もっと攻めれたと思う部分もありましたが、たぶんあのときはあれで精一杯だったんだろうと思います。その精一杯の上限を高めるのはフィジカルなトレーニングはもちろんですが、気持ちの問題も大きいのかなと思っています。
あと何年レースで頑張れるのかなと考えると、そんなに先は長くありませんし、頑張りすぎると古傷の右膝が痛んでしまうし、万が一身体を壊してしまったら仕事にも家庭にも迷惑をかけてしまうし、いろいろ天秤にかけて折り合いをつけてきて今の自分の実力ができているのだと思っています。

それにしても、1周目の往路はスピード感が楽しかった!
一緒に下ってくれた6名の選手達とコミュニケーションしながらの走行も楽しかったです。レース経験豊富なベテランのS選手(去年はレースに出ていなかったのでS2に降格したそうです。)が含まれていたことも落ち着いて走れた要因かと思います。

走行路が狭くて荒れていたこともあってか、レース全体を通して落車はありました。
自分もカーブの途中で浮いていた砂を踏んで肝を冷やしたことがありました。
対面通行という意味では、片側通行が遵守されていたため正面衝突という最悪の事態はなかったようです。レース序盤の大集団の段階でなんとか下りをやり過ごせば、一週目の登りで必ず集団は縦にばらけますので、そこから先は危険は少ないと感じました。

エリートと地域選抜のレースは、ツールド北海道の選手選考も兼ねているため、先頭集団のスピードが速くて、かなり早い段階で次々と選手たちが足切されていました。
「こんなに強い選手も足切されるのか!」と驚いていました。
自分の勝手な想像ですが、プログラムの最初のレースから予想以上にレースに時間がかかってしまったため通行規制の時間制限が迫り、レースを早く終了させるために早い段階で足切を実施したのではないかと。
ラップアウトであれば納得できると思うのですが、足切宣告された選手たちは戸惑いの表情を見せている選手も多くいました。

スタート・ゴール地点が山の上ですので、レースがすべて終わるまでは下山することができず(エリートのレース前に補給部隊が下山するタイミングはあります。)、10時間ほど山の中に閉じ込められてしまうことを考えると、来年以降も開催されるのであれば、食べ物と飲み物をしっかり持参することが必要と感じました。電話もネットも「圏外」ですので、会社や家族になにかあっても半日は連絡が取れないというのも不安ですし、暇つぶしにスマホいじりもできないので・・・。

次のレースは、小平の「ヒルクライムTT」です。
抽選会が楽しみです。www