さあ~てと 帯しめましょか。

人生、山あり谷あり
向かうはわが身の置き場所よ。
帯締め、気を染め、往きましょか・・・  ~part 2~   

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山育ちの犬

2007年08月15日 09時00分40秒 | 日記

  タロー、マリー、・・・  

  昔、山で飼っていた 犬の名前。

 

 何匹かいたのに二つしか名前がでてこない。死んだら同じ名前を

使っていたからか・・・。猫と同様、捨てられた子らが多かったので、

中型の雑種ばかりだった。

 

 一番心に残っている出来事は、最後のタローの時。

母がいなかったから、私が高校2・3年のころ だったと思う。

 

 つなげていた杭が抜けたのだろうか、鎖をつけたまま散歩へ出て

その日、帰って来なかったことがあった。おなかが減ったらいつもは

帰ってきているのだが、鎖がつながっていたのと、草木が生い茂って

いたのが気になっていた。呼べば声が聞こえるが、姿が見えない。

 

かなり深い茂みへ、声のする方へ、父が捜しに入って、助け出した。

が、首輪についていた針金が、タローの首にくいこんで、ザックリ

3cmぐらい深く切れていた。当時、獣医なんて聞いたこともなかった

ので、家でできる治療(消毒と赤チンぐらい)をしただけだった。

次の日、

 

 ・・・うわ~っ  気持ち悪~い  なにこれ~ ・・・

 

なっ、なんと、傷口にウジ虫が湧いていたのだ。

二日間行方不明だった時にでも、蝿などに植えつけられたのだろう。

すごい量だったが、取れるだけ取って 消毒と赤チンを思いっきり

垂らした。タローは思いのほか元気そうなので、よく毎日こんなに

ウジが湧くなあ、と、感心しながらそういう手当てを、何日も続けた。

そのうち乾燥したら自然に治っていった。

 

  この時ほど、「動物の生命力って、すごいんだ。」 

  と感じたことは、未だかつてない。 

 

 


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