4チャンネルのTV番組 “夢の扉” より
~2009年5月24日(日)放送分~
名古屋大学エコトピア科学研究機構の教授を務める高井治さんは、
研究の成果は誰のものでもないと言われ、愛知県に超撥水加工
技術を公開されています。
少しでも自分の研究が人の役に立ち、生活が楽になれば良いと、
2015年の販売に向けて研究中だという。
自分が考えてやれないことはない。
やりたいことは定年までに、やっておきたい。
煮詰まったら、また自然に教えてもらうのだと、何度も見直しながら
研究を続けておられるそうです。
普通水がしみこむのは、繊維と繊維の隙間から水が通りぬける
から。その繊維の表面に超撥水加工を施すと、突起物と突起物
の間に入り込もうとする水を空気が押し出して、染込ませなくする
のです。そして水が、氷の上のように滑りまわるんですよ。
超撥水・・・高井氏は、それを自然から、教わったといいます。
小さい時から自然と遊び、自然から学んできたと言われます。
水をはじくのは蓮の葉から、でもいろいろな水のはじき方がある、
蓮の葉は、表面に突起物があり、さらにその突起物の上にも
突起物があるという。
二重になっているので蓮の葉は撥水性が強いのだそうです。
タンポポのわた毛も水をはじくんですね。
この技術を使えば、食器への加工なら、お皿が汚れない。
服ならシミができないので安心してどんな食事でもできる。
紙なら、ポスターなど長持ちしそう。
建物の外壁に加工すれば汚れないビルができる。
ガラスへの加工なら曇らないメガネや、
ワイパーなしの車も夢ではない。
もうそこまで研究は進んでいるそうです。
凄いですね。
自然から学ぶことはまだまだありそうです。