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丈部(はせべ・はせつかべ)≪古代珍姓≫

2010年04月05日 13時10分00秒 | 姓氏/珍姓・難姓・奇姓/地名


  【丈部 (はせべ・はせつかべ)】

 

杖部とも書く。古代の職掌名からくる。

その名の由来は、使者の標識として「杖」を帯していたため、

「杖」が「丈」と略され丈部と称するようになった。

丈部は「馳使部」の意で、令制の駈使丁に類し、

貴人に仕えて、その身を守ったり、その命によって用をたしたりする。

「走り使い」すなわち馳使丁(はせつかひ)のことが語源。

 

 

『新撰姓氏録』左京皇別下に、

「丈部。天足彦国押人命(あまたらしくにおしひとのみこと)の孫、

比古意祁豆命(ひこおげつのみこと)之後也。」とある。

諸国に丈部が存在していたことから、これらの豪族は

大きな勢力を持っていたらしく、軍事的な部民(べのたみ)で

あったことが推測される。

 

 ①移住説:「北武蔵に早くから移住し、土着した在地土豪に成長」

 ②編成説:「阿倍氏の東国進出後まもなく同氏の部民として
         編成された東国土着の部族」

 

 

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≪豆知識≫ 
現代の杖術(じょうじゅつ)は4尺(120cm)だそうだが、江戸以前は
7.5尺~10尺。古代、杖といえば拷問などにも使われていたものも
あるという。技術としては棒術の一種で、犯罪者を捕縛する者の捕手
術としてまた、農民や商人等の護身術として、そして今では、日本の
警察で警杖術として採用され武道の杖道となっている。

(2015.12.20 豆知識としてカテゴリ表記のみ記載を本文に追記)

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 関連ページ→ 定使(じょうつかい)≪地名由来≫へ

 


   「
研究ノート竹芝伝説」:参照
       4 
丈部直=武蔵宿禰家の勃興と没落
                  (
不和麻呂以前の丈部直)

  『日本家系・系図大辞典』 奥富敬之:著
  『姓氏・家系・家紋の調べ方』 丹羽基二:著

 



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コメント (2)
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