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小田原の端々



8月18日、旧城内臨時駐車場跡で行われている御用米曲輪発掘調査の現地説明会に出かけた。特に遺跡に興味があったわけではなく、今後史跡として整備されるであろう旧城内臨時駐車場跡の発掘風景を写真に残したかったので。8月18日土曜日、城内旧道場横から御用米曲輪発掘調査の現地説明会へ。この日は午前10時と午後1時、午後3時の3回説明会が行われた。それらの時間ではないと中に入れないのかと思ったら、説明会の時間外でも中に入り撮影が出来たようだ。入口で資料をもらい発掘調査の現場へ。当然のことながら、旧小田原球場と旧城内臨時駐車場の設備や建物は全て撤去されている。最初に三塁側のスタンドだった部分へ。クスノキの前には修復した土塁が作られていた。三塁側のクスノキの並木も、この調査により何本かは伐採されるようなことを聞いた。既に枝おろしされたクスノキも何本かある。一塁側ファウルグランド部分からスタンド部分。調査のため、だいぶ掘削が進み旧小田原球場だったときと全然変わってしまった。今回は、この一塁側で色々な遺構が見つかったようで、瓦積塀も出土。発掘現場の一画には御用米曲輪に使われていたと思われる平瓦が積まれていた。巴瓦の紋を見てみたいと思っていたら。入口近くに置かれた机の上に出土した遺物を展示したおり、その中に状態の良い巴瓦があった。以前、郷土史の本で読んだ通り徳川家の葵紋の巴瓦も展示されていた。個人的にはこの瓦が一番興味のある出土品。今後、御用米曲輪の発掘調査が終わり、どのように整備されていくのか気になるところ。また機会があれば発掘途中の風景を撮影に出かけたい。

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