小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市内には、地震観測施設が何ヶ所かに設置されている。気象庁の津波地震検知網小田原観測局は小田原市街から遠く離れた久野の和留沢集落の外れに設置されていたが、防災科学技術研究所の観測施設は市内荻窪にあると知り先日出かけた。防災科学技術研究所の小田原強震観測施設があるのは小田原市荻窪の小田原市役所敷地内。けやき通りが市役所へ。小田原市役所裏手から敷地内に入り、自転車置き場の横を建物に沿って進む。建物の角を曲がるとすぐにフェンスで囲まれた設備を発見。一見すると何かのタンクのように見える。フェンス内の設備に標識が取り付けられている。「防災科学技術研究所 小田原強震観測施設」の記載。もともとの標識の上に防災科学技術研究所のシールが重ね張りされている。確証は無いが、以前、気象庁の地震観測点が2004年まで小田原市役所に設置されていたので、その観測施設が防災科学技術研究所に移管されたのかもしれない。防災科学技術研究所の小田原強震観測施設は樹脂のようなカバーですっぽりと覆われている。観測施設の上屋に取り付けられたプレートによると普通積雪地仕様で施工年月は平成8年3月とのこと。気象庁のホームページによると、地震発生時の震度発表の際には気象庁の観測データのほかに、防災科学技術研究所の観測施設のデータも活用しているとのこと。施設の名前通りに強震が観測されないことを願うばかり。

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