<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

お遍路さんをしました

2013年08月07日 17時05分55秒 | Weblog
背中に「南無大師遍照金剛」と墨書があり、弘法大師空海の絵のお像が描いてあるお遍路さんスタイル白衣(はくえ)を着て、ですね、わたしは自転車に跨がってお地蔵さまを祀ってある地蔵堂を7カ所ほど回りました。この白衣が暑くて汗びっしょり。まるで海から上がってきたばかりのようになりました。地蔵堂ではぼそぼそぼそと短いお経を唱えます。いまどきお遍路さんの姿はどこにもありませんが、わたしが小さかった頃には菜の花畑の径を一行5,6人ほどの隊列を見かけました。もちろん全身がお遍路さんのスタイルです。杖には鈴がつけてあって、鈴の音が響いていました。この杖の鈴は、径を行くときに生き物を踏んでしまうといけないので、「そこをどいてね、通りますよ」を知らせる鈴の音だと聞いていました。科学万能の申し子の現代人はもうこんな石の地蔵様なんてすっかり気に掛けていません。ゆっくりゆっくり歩いてお地蔵様と会話をして楽しむなんて言うスローなことはしませんね。スピード時代ですからね。あれはね、みんな、自分が万物から護られていること、導かれていること、大切にされていることを確認して、お礼を言う機会だったんですよね。どなたにお礼を言っていいやらわからないので、お地蔵様に向かってお礼を言っていたのですよね。仏も神もいるもんかとふてくされている人には神や仏は感じられませんが、助けって居るのは仏さまや神様のお陰だと思っている人には、まちがいなくおられるのですね。
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