麦畑わたしのためのコンサート

麦畑わたしのためのコンサート

山鳩暮風

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これは俳句。俳句のつもり。落選でしたから、俳句が成立していなかったかもしれません。

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麦畑の上空でコンサートをしていてくれるのは雲雀です。

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それをわたしは厚かましくも、＜淋しがるわたしのためにコンサート開催していてくれている＞と受け取ります。

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雲雀は、ピピパピピパ、パピパピぺ、嬉しい嬉しい嬉しいばっかり言っています。なんでもかんでも嬉しいにしています。

で、わたしも唆（そそのか）されて，ウレシイウレシイになります。

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雲雀が雲井を超えて姿を消すとわたしはまた淋しくなります。