笊で水を掬うと、水は笊からこぼれていってしまう。
飲もうとしてもそこにはもう水は残っていない。
水を飲めなければ、喉の渇きはいやせない。
*
さみしい。今日は曇り日。曇り日はさみしい。
さみしさも渇きである。
渇きを癒そうと、笊で水を掬うばかりだ。
*
笊ではなくてバケツで水を汲んだらよかろう。
バケツを用意する。井戸から水を汲み上げる。
ごくごく飲む。胃袋の大きさの適量を飲む。渇きは止まる。
*
渇きが止まると渇きは忘れられる。
忘れられただけかもしれないが、ともかく。
さみしくない時間が来る。それもしかししばらくで終わる。
*
笊であってもバケツであっても道具はどうでもよかったのだろう。
すぐに乾いてしまう喉。からからに干からびる魂。こいつが問題なのだ。
永遠に乾かない喉、干からびない魂なんてのはないだろうが、せめて今日一日くらい。
*
強そうにして威張っていても、乾く喉と干からびる魂には降参だ。
白旗を揚げるしかない。
才能のある人やお金持ちの人は、白旗を上げないで済みそうなのだが。
*
美貌でもなく実力もなく、正しくもなく 強くもなく日々を過ごしている。
白旗を上げてばっかりだ。みっともないたら。
白旗を上げたらさみしさは癒されるか。上げても上げなくてもやっぱりさみしい。
*
書くのも、さみしいからだ。
書いてさみしさをいやしているのだ。たっとひとりのさみしさに手を焼く。
癒しが来るまで書いていたらいいのかもしれないが、まあださみしい。
渇きを癒す水って、その正体はなんなのだ。
水素が2個と酸素が1個きりじゃないか。
飲もうとしてもそこにはもう水は残っていない。
水を飲めなければ、喉の渇きはいやせない。
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さみしい。今日は曇り日。曇り日はさみしい。
さみしさも渇きである。
渇きを癒そうと、笊で水を掬うばかりだ。
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笊ではなくてバケツで水を汲んだらよかろう。
バケツを用意する。井戸から水を汲み上げる。
ごくごく飲む。胃袋の大きさの適量を飲む。渇きは止まる。
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渇きが止まると渇きは忘れられる。
忘れられただけかもしれないが、ともかく。
さみしくない時間が来る。それもしかししばらくで終わる。
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笊であってもバケツであっても道具はどうでもよかったのだろう。
すぐに乾いてしまう喉。からからに干からびる魂。こいつが問題なのだ。
永遠に乾かない喉、干からびない魂なんてのはないだろうが、せめて今日一日くらい。
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強そうにして威張っていても、乾く喉と干からびる魂には降参だ。
白旗を揚げるしかない。
才能のある人やお金持ちの人は、白旗を上げないで済みそうなのだが。
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美貌でもなく実力もなく、正しくもなく 強くもなく日々を過ごしている。
白旗を上げてばっかりだ。みっともないたら。
白旗を上げたらさみしさは癒されるか。上げても上げなくてもやっぱりさみしい。
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書くのも、さみしいからだ。
書いてさみしさをいやしているのだ。たっとひとりのさみしさに手を焼く。
癒しが来るまで書いていたらいいのかもしれないが、まあださみしい。
渇きを癒す水って、その正体はなんなのだ。
水素が2個と酸素が1個きりじゃないか。