長い長い老人の夜が来た。
朝が来る迄は夜。長いぞ。
長い夜をどうやって過ごしたらいいんだろう?
眠れたと思っても、すぐに目覚める。何度も何度も目覚める。
薄い睡眠。でも、寝てるしかない。
ふううっ!
読書して過ごす。
長い長い老人の夜が来た。
朝が来る迄は夜。長いぞ。
長い夜をどうやって過ごしたらいいんだろう?
眠れたと思っても、すぐに目覚める。何度も何度も目覚める。
薄い睡眠。でも、寝てるしかない。
ふううっ!
読書して過ごす。
人間、生きて死ぬ。苦しむ。悲しむ。じたばたする。おろおろする。めそめそする。寂しがる。
傲慢でいる。悪を働く。
生まれてからずっとこの繰り返しを繰り返して来た。死ぬ日まで続く。
そろそろけりをつけたいもんだと思うが、けりがつかない。
なおなお多欲が止まない。ぶざま、ぶざま。
夜明けの関門海峡。朝日が昇る。早々と貨
物船が往来しています。海風がひんやりとして爽やかです。
読者の皆さま、おはようございます❗
仏さまが悟っておられるのだから、おいらが悟ることもあるまい。ってんで、おいらははすってんてん。気楽にしている。欲張るこたあないんだった。
夜中に目が覚めた。ふっとそう思った。仏さまは悟りの世界。我は煩悩の苦悩海。それで住みなれていられる。心配無用か。
午後からで下関に来ました。ぶらりと。
今日は此処に泊まります。
海峡を貨物船が往来しています。
対岸は門司になります。
キリスト教徒の詩人八木重吉の詩が大好きである。一番好きかもしれない。
彼の書く詩はどれも短い。大向こうを狙わない。至って地味である。それが祈りになっている。祈りらしからぬ祈りになっている。彼はしかし若くして天に召されてしまった。娘の桃子の名前が詩を潤した。
山村暮鳥さんの詩も好きだったなあ。若い頃によく読んだなあ。
おおい/雲よ/岩城平の方まで/行くのか
彼は半分、仏陀信仰で半分キリスト教徒だった。いいんだよいいんだよそれで。僕はそう思った。みんなお友達なんだから。
☆
今朝の僕の即興詩 その2 「きさくな秋の雲よ」
雲よ/呼びかけると/僕の方へ/じりじりと/躙り寄って来て/手を上げて/なあんだい/と答える/至ってきさくに/
きさくに/はきはきと/そう答える特技があることを/自慢にしている/しかもそれをもったいぶらない
/雲よ/そうやってにっこりしているのが得意な雲よ/秋の雲よ/今日は何処にも行かないで/ずっと僕を見て過ごしている
蛙の詩人は草野心平さん。若い頃に彼の詩集をよく読んだなあ。
で、僕も今日は蛙さんの詩を書いてみた。
☆
今朝の僕の即興詩 「蛙さんの五体投地」
蛙さんが/かえるるるるるるるして/雨上がりの/城原川の/土手に出て来て/みなちょこんと座って/空を見上げている
見上げているその姿勢が/みんな同じ角度だ/前足を立てている/うるうるうる/るるるるる/みんなが目に涙を溜めている
何かあったのかなあ/人間の僕には見えてないことが/神さまの子孫の彼らには/はっきり見えているのだろうかなあ
戦争犠牲者を/悼んでいるのだろうかなあ/悲しがって悲しがっている人たちが/同じこの地上にいること/そのことを
かえるるるるるるるる/るるるるるる/みんな同じ角度で/そこに座って/雨雲の遙か向こうの/その向こうを/見ている
前足が折れて/五体投地の姿勢になったぞ/頭を大地につけている/やがて前足が二本/手になって/浮き上がった
台風発生。こっちに来るのかなあ?
旅に出たいのになあ。出ない方がいいのかなあ?
今現在は無風。草叢に虫の音。山里は静かだ。
口の中の天井壁が欠損した。痛い。腫れている。奥歯が虫歯。
暑い8月はあと2日になった。もうすぐ涼しい9月だなあ。
自国の領土をどれだけ拡大すれば済むんだろうなあ?
いまある領土の広さでは幸福に暮らせないと言っているのかなあ?
ロシアの国土はあれだけ広いのに。
それだけでは人間の一生を幸福に暮らしていけないと言っているのんだろうかなあ。
幸福に暮らしていけないようなそんなつまらない国土であればさっさと手放したらいいだろうになあ。
国土拡大のための侵略戦争がもう半年を超えてしまったなあ。
人間は賢いようで賢くない。不幸だ不幸だと嘆いて死んで行く。不平たらたらで一生を終わっている。
次に地球に生まれて来る人たちは、そう思って溜息をついてしまうだろうなあ。
戦争なんかしなくていいのになあ。しなくても幸福になれるのになあ。