このところの涼風は、テレビの予報と 違って、
連日の真夏日の感覚はなく、明け方などは目を覚ましては
開け放した窓ガラスを細めにするほどの爽やかさです。
体にはすごくやさしくで自然の風をかすかに感じながら

ぐっすり眠れて朝は爽快な気分で起きることができます。
窓際においてあるこの椅子は私のお気に入りで
朝は新聞を読んだり、コーヒータイムを楽しんだり、
この時期は午前中はまことに過ごしやすく、
リクライニングにもなるので、角度をかえながら
まどろみにも使っています。
が、午後の三時ごろからは西の陽が斜めに
夕暮れまであたりますので、ソファ~に移動します。
かわりに冬は一日中明るく、日当たりもよいので
暖かい居場所になるのです。
キッチンに近いこの椅子は煮込み時間のながい料理の
ときも、ときどきガスの様子も眺められて便利です。
様子も時代も違いますが、昔の実家には父用の大きな椅子と
普通の座布団よりはるかに大きい仕立ての父しか
座ることが出来ない座布団がありました。
<ここは父の座>を小さいころから教えられて
父親の威厳や偉大さを語らず学んだようでした。
それから見ると色も地味でなんの変哲もない椅子で
しかも、リフォームのときの運搬で軸にキズをして以来、
座り方をチョッと気をつけるようになってしまいましたが、
買い換える気もなく愛用しています。
窓からの景色は湿気をおびた感じではっきり、くっきりとは
いきませんが、風の涼しさに...午後は外出です。