AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

今頃は桜の蕾もほころんで、平泉。

2012-04-27 10:20:33 | Weblog
東北平泉の旅からもう二週間もたとうとしています。
帰ってきてまもなくの叔母との別れがありましたので、
ゆっくりと旅を振り返ることもなくきていますし、
なんだか遠く霞んでしまったような気さえしてきています。

でも、東北のさくら前線がこのゴールデンウイークに到達して、
満開の桜が東北への旅を誘っているとテレビで報道されているのを
観ながら、旅を思い返しています。

青森、花巻、秋田、福島、松島など東北は訪れてきましたが、
なぜか平泉には行っていませんでした。
世界遺産になる前から<今度の東北の旅は平泉>と決めていました。
そして<世界遺産>に登録されてからはいろいろな形で
詳しく知ることで事前知識も得られて旅心も高まっての今回でした。

        

毛越寺門前の桜はまだ蕾も固い頃でした。

      
      

<浄土思想>に根ざしたあまりにも広大な庭園や
曲水の宴が催うされていた緩やかな流れに古の人びとに
思いを馳せながらこの東北の地に開かれた意味を考えたものでした。

      

      

表参道月見坂をだらだらと上がったところに中尊寺は建っていた。
中尊寺から少し上がったところのうっそうとした木々に囲まれて
金色堂は覆屋に守られていた。 もちろん撮影禁止なので、

       覆屋

桜前線を追いかけたつもりの旅の予定が、先に越えて行ったために
車窓の景色からいつの間にか桜は見当たらなくなり、
<まだまだだよ>と地元の方に言われて読みの浅さを感じたけど、
観光客、花見客で混雑するような時期でなく、ゆったりと
建築、美術、工芸の粋が凝縮された800年の歴史と文化の
重みを実際に感じながらの旅は貴重なものとして心に残りました。

住まいからほど近い鎌倉は頼朝ゆかりの地、兄頼朝に追われ、
平泉に逃げ落ちる義経、それを出迎える秀衝やその後の
戦の歴史のなかで幕を下ろした佛都平泉を考えるとき、
世界遺産に登録された平泉、登録申請している鎌倉への
歴史的興味はつきなくなりそうです。
ふと台風で倒れた公孫樹の新芽が気になってきました。
近いうちに確かめに行ってこようと思います。

      
コメント (4)
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