お気楽忍者のブログ 弐の巻

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【蔵旅】滋賀 新緑の金剛輪寺(2014年)

2021年01月22日 18時00分00秒 | 行楽・旅行記(過去編1)

#写ん歩クラブの企画『蔵旅』に参加しています。

こおひいたいむさん蔵旅No.8

2014年5月

滋賀県愛知郡愛荘町にある天台宗松峯山 金剛輪寺、俗に湖東三山と呼ばれる天台宗の古刹です。

総門を入ると愛荘町立歴史文化博物館がありました。

たまたま訪れた日が国際博物館の日(5月18日)ということで入館無料になってました

愛荘町の伝統工芸品「愛知川びん細工手まり」。

商業用に生産されていた工芸品ではなく、各家で祖母や母から娘、孫へと受け継がれ、嫁入り道具にも使われた縁起ものであったため、その作製技術が途絶えかけた危機もあったそうですが、今は保存会がその伝統を守っています。

金剛輪寺に向かう参道に沿って並ぶ千体地蔵。

風でカラカラと回る乾いた風車の音は正直、ちょっとうら寂しく怖い感じも・・・

「汗しましょう」って日本語的に合ってんだろうか

二天門が見えてきました。

室町時代に建立されたもので、重要文化財に指定されてます。

鎌倉時代の弘安11年(1288年)に建立された本堂は国宝です。

金剛輪寺は、奈良時代の天平13年(741年)に聖武天皇の勅願で行基によって開山されました。

聖観音と呼ばれる秘仏の本尊は行基が一刀三礼で観音像を彫り進めたところ、木肌から一筋の血が流れ落ちたため、その時点で魂が宿ったとして粗彫りのままお祀りされそうです。

平安時代の初めに比叡山から慈覚大師(円仁)が来山して天台密教の道場となって以来、延暦寺の末寺、天台宗の大寺院となりました。

近江守護 六角氏と織田信長の戦によって、近くの天台宗百済寺一千坊は焼き討ちで焼失してしまいましたが、金剛輪寺は辛くも全焼失を免れ、古いお堂が今もその姿を留めています。

鎌倉時代に造られた三重塔は焼き討ちは免れたものの荒廃が進み、塔の初層と二重目の一部が残っていたものを昭和になってから修復復元したものです(重要文化財)。

茶室 水雲閣

本坊明寿院には安土桃山時代から江戸中期にかけて作られた庭園があって、国の名勝にも指定されてます。

それぞれの時代に造られた3つの庭が連なった珍しい庭園でした。

先に紹介した愛荘町立歴史文化博物館の庭も見事なものでした

おしまい

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