コロナ禍において、今までにさまざまな「キャッチコピー」や「キーワード」が出てきた。
政府や自治体が発信するものや、企業、社会現象など、1年たらずの間に「言葉-新語」が溢れた。
「緊急事態宣言」や「ロックダウン」という言葉にはインパクトがあった。
しかし、「人の行動」を抑制するほどのインパクトを持つ言葉は見当たらない。
今こそ「情報発信力」が試されているのでは?
時系列でいくと・・・
まず「原因不明のウイルス性肺炎」が「新型コロナウイルス感染症」に。のちに「コロナウイルス」と短縮形に。
WHOは、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。
そして「パンデミック」と表明。
発生源とされる「武漢市」では「都市封鎖」が行われ、その後各国で「ロックダウン」を行うことに。
「コロナウイルス」は「未知のウイルス」であり、対処療法しかできず、感染拡大により「医療崩壊」を招くことに。
ようやく日本でも政府が対策に。クルーズ客船だけにとどまらず、全国に感染は拡大。
「緊急事態宣言」を発令。これは激震が走った。戦後こんなことが起こるとはと誰もが驚いたはずだ。
キャッチーだったのは「三密」。新語・流行語大賞で大賞受賞。
そして「ソーシャルディスタンス」。和製英語だが、わかりやすい言葉であった。
「クラスター」が各地で起こり、特に医療機関で発生するという悲しい事態に。
自治体などは「時短営業」や「営業自粛要請」を。
それを受け「自粛警察」が。
セットとして「給付金」が施策の1つに。
夏場に入り少し落ち着いたのも束の間。
「第二波」が各都市を時間差で発生。「第三波」が起こったとしても、その言葉をメディアもなかなか使わなかった。
ようやく「救世主」と思われる「ワクチン」が最終段階に。
ただ「緊急認可」としているところに多少の不安感は拭えない。
「感染拡大抑えられるか、大事な、大事な3週間」と11月末に発信した担当大臣だが、誰の心に届いたのか?
「勝負の三週間」ってキャッチは、誰の耳にも届かなかったのでは?
最大の自治体の長(都知事)も、「GoTo」で政府と大揉めし鳴りを潜めた。
毎日のように「感染者数」が発表されるが、楽観視できない「数」になって、ようやく次の対策に・・・
1年を経過する今になって「何が」できるのか?
「政府批判」はよそう。「政府」が自分たちの「命」を必ず守ってくれるわけではないのだから。
「感染者数」という「数」だけで一喜一憂するのはよくない。
ただ「数」は数でも「死者数」は気にかかる。
1月6日「65人」。クルーズ船(13人)を除いて、3821人もの方が亡くなられている。
そして「重傷者数」。医療崩壊の単純な目安となっている。
もっと問題なのは、単に発表のあった「数」だけでなく、不認知や間接的にお亡くなりなっている方やどれほどいるのか?ということ。
以前から私は「自分の命は自分で守ろう」と言ってきた。
政府批判をし続ける、「GoTo」などの責任を問い詰める野党の政治家や、メディアには辟易である。
もっと知恵を出してくれ!
電通や博報堂だけでなく、全プロフェッショナル・コピーライターたちよ!
世界各国では、政府機関だけでなく企業も「さまざまな主張」をコピーとして出している。
そして「いろいろな世代」つまり「全員」に届けられるよう「さまざまな媒体」を使って繰り出している。
今こそ「日本を救う」「誰の耳にも届く」キャッチコピーなど「言葉」を紡ぎだしてくれ!
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