今年のトレンドとして「Z世代」というものは外せない。
そもそも「Z世代」とはなんぞや?
ジェネレーションZ(英: Generation Z)、Z世代(ゼットせだい)とは、アメリカ合衆国や英語圏、日本などにおいて概ね1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代のことである。ただし、カナダ統計局の場合には1993年生まれ以降を、アメリカ心理学会の場合には1997年生まれ以降を指すなど、定義は厳密に決められているわけではない(何年生まれまでを指すかについても、2010年頃とされる場合や2010年代序盤から中盤とされる場合もあり流動的である)。主に2010年代から2020年代に掛けて社会に進出する世代となる。大半がジェネレーションXの子供世代に当たる。
生まれた時点でインターネットが利用可能であったという意味で、真のデジタルネイティブ世代としては最初の世代となる。デジタル機器やインターネットが生まれた時から当たり前のように存在し、Webを日常風景の一部として感じ取り、利用している世代である。また、パソコンよりもスマートフォン(スマホ)を日常的に使いこなし、生活の一部となっている「スマホ世代 (iGen)」でもある。さらに、ビデオ通話サービスのZoomを多用することから「Zoomers(ズーマーズ)」とも呼ばれる。成長期にWeb 2.0を当たり前のように享受し、情報発信力に長けているため、当該世代からは数多くのインフルエンサーが登場している。
この他、ジェネレーションZと同時期(1990年代〜2000年代)に生まれた若者は、ジェネレーションC(英: Generation C)、C世代(シーせだい)、あるいはニュー・サイレント・ジェネレーション(英: New Silent Generation)と呼ばれることもある。*Wikipedia より
これからの時代、「Z世代」が世界をリードしていくことだろう。
そこで、バイドゥ株式会社が提供するキーボードアプリ「Simeji」は、「Simeji presents Z世代トレンドアワード2021」の結果をみてみたい。
「Simeji presents Z世代トレンドアワード2021」とは
メインユーザーはZ世代、4800万DL突破し5000万DLも目前となってきたキーボードアプリ「Simeji」。「Z世代が選ぶ!Siemjiランキング」を毎月発表、毎年12月には「今年の顔文字大賞」を発表し、これまでZ世代であるユーザーの皆さんとともにカルチャーを発信してきた「Simeji」が、今年は顔文字だけでなく、2021年に流行ったモノやヒトなどを大調査しました。
■調査概要
調査方法:アプリ「Simeji」内でのアンケート調査
調査期間:2021年11月2日(火)~11月7日(日)
調査対象:10歳~24歳、男女
有効回答数:7,723名
■「Simeji顔文字大賞」1~10位までを詳しく解説!
1位 はにゃ(੭ ᐕ))?【よみ:はにゃ】
ワタナベエンターテインメント所属のお笑いタレント丸山礼さんが火付け役となった「はにゃ?」を顔文字化したものが今年の顔文字大賞を制しました。「はて、どうしたものか、よくわからない…。」そんな不安な気持ちをたった三文字で小首をかしげて「かわいらしさ」へと昇華する。非常に高度な技術ながら使いやすい点が評価されました。実際に使用しているユーザーからは「うざいけどなんかカワイイ(ハート)」「みんな使ってる!」といった声が挙がりました。
2位 ( ˶ー̀֊ー́ )੭"【よみ:ぐっ】
「Good!」と親指を立てて「いいね!」と表現する「ぐっ」。親指を立てる顔文字デザインは以前より複数あるのですが、特殊文字を採用して親指を表現する新しい顔文字時代の到来を予感させます。使用しているユーザーのコメントとして多かったのは「今年一年前向きにがんばれた!」、「昨今の感染症をみんなで乗り越えていく気持ちが表れているから!」という非常に前向きな意見が見受けられました。
3位 ( •᷄ὤ•᷅)【よみ:お】
眉をしかめ眉間にシワを寄せた「お」。「このご時世眉間にシワが寄るようなことばかり」「あまりよくない一年だった」といった理由が挙げられました。ネガティブな理由が目立ちましたが「デザインのブサカワさが暗い気持ちを薄めてくれる」といった意見も見られました。
4位 ꒰ঌ( ⌯' '⌯)໒꒱【よみ:てんし】
羽を広げフワフワと漂う姿が可愛らしい「てんし」。「とにかくカワイイ(ハート)」「幸せな気分になる」といった声が多数挙がりました。また今年話題のキーワード「推し活」にからめて「推しの尊さを表現するときによく使う」「推しの尊さに召される」といった『尊さ』を天使で表現する使用法もあるようです。
5位 ദ്ദി^._.^)【よみ:ねこぐっど】
猫が「いいね」と親指を立てる「ねこぐっど」。可愛らしい猫ちゃんから「Good!」と言われる何とも言えないキュートさがありますね。「TwitterやTikTokでよく見かける」「友達が良く送ってくれる」など実際の使用シーンもよくあり、前向きな気分にしてくれます。
6位 ( ◜‿◝ )【よみ:にや】
たれ目で優しそうに微笑む「にや」。通常の笑顔ではなくこのほっこりのほほんとしたイメージがウケましたね。「この顔のようにいつも穏やかな気持ちで過ごしたい」「いつも笑顔でいたい」という『笑顔』に願いを込めて使用している人が多かったようです。
7位 ꒰( ˙ᵕ˙ )꒱【よみ:うぱ】
何かと思えば「ウーパールーパー」を表現したこちらの顔文字「うぱ」。実際にウーパールーパーを話題にしているかどうかはさておき、「ほんわかして癒される」「どんな文章にも癒しを加えてくれる」といった声が多数。送るメッセージにも思いやりと癒しを込めたいという暖かい意識が素敵ですね。
8位 ( ◎ω◎ )【よみ:しろめ】
驚きやバタバタでついつい白目をむいてしまう顔文字「しろめ」。わかりやすい感情の虚無感や脱力感がポイントですね。「いろいろなことが起こりすぎた1年だったから」「非常に目まぐるしいこの一年の生活を表している」といった意見が多数ありました。
憎たらしいほどのドヤ顔を表現した「どや」。今年も様々なドヤ顔があふれる年だったようですね。「友達に煽りで送るのが楽しい」「煽りながらもかわいいのが好き」といった声が見受けられました!
10位 (´◔ ̯◔)【よみ:むす】
上目遣いで口をへの字にした、ちょっと不満そうな表情「むす」。不満げな表情がわかりやすく相手に伝わります。「コロナ禍でもやもやした一年だった」「自分の不満が伝わりやすい」といった意見が多かったです。
<Simejiスタッフよりコメント>
今年の顔文字のキーワードは「未来への希望」ではないでしょうか。社会への不安、人間関係の不満。そんなネガティブな気持ちを抱きながらも顔文字に込める願いは「かわいらしさ」や「面白さ」が詰まっています。手探りの状況でも「はにゃ?」とかわいく笑って吹き飛ばす。そんな明るいコミュニケ―ションが笑顔で交わされる明るい時代を作っていきたいというZ世代の気持ちが表れているようです。
■「これを使っていたら古い!顔文字大賞」
(^_−)−☆【よみ:ういんく】 が堂々1位にランクイン。「『ウインク』という行動自体に古さを感じる!」「今時ウインクなんて誰もしない」「かなり昔から見るが、そういえば今誰も使ってない」「星(☆)の圧倒的ダサさよ…」といった声が見られました。ウインクって…ダサいのか。ダサいんですね…。「オワタ」の声が聞こえてきそうな顔文字 \(^o^)/【よみ:おわた】 が2位に登場。「『オワタ』は死語」「『\/』この線を手に見立てる時点でもう古い」「お母さん、お父さんが使っている…」という声が多数。中には「そもそも『オワタ』という意味があることを知らない…」という完全なジェネレーションギャップも生まれているようです…。
■「今年のやっちまった!誤変換大賞」
TVアニメ化、実写映画化もされたマンガ「東京卍リベンジャーズ(よみ:とうきょうりべんじゃーず)」が圧倒的1位を獲得しました。「卍を入れるの忘れがち」「抜けても違和感ないけど、正式名称で打ちたいよね!」など、誤変換や打ち間違いというよりもマンガ表記正式名称の「卍(まんじ)」を入れ忘れるという声が多くみられました。マンガに対する愛情が大きく、表記にこだわりを持つ、作品のファンが多かったようです。ちなみにTVアニメや実写映画版の正式名称には「卍」が入っていないのですが、その理由は諸説あるようです。(※)そして、YouTubeでのMV再生回数1.9億回超え「うっせぇわ」など多数の楽曲で支持を集めたアーティスト「Ado」が2位にランクイン。理由としては「『あど』とひらがな入力してそのままカタカナにしちゃう」「『Ad』とよく間違えた」などの声が挙がりました。
※TVアニメ、実写映画版のタイトル表記正式名称は「東京リベンジャーズ」。
■ギャル流行語大賞
顔文字大賞でも1位に輝いた「はにゃ?」がギャル流行語大賞においても堂々の1位に輝きました。ギャルたちの中でも会話を可愛く盛りつつ、ユーモアさが生まれる言葉として爆発的な人気を集めました。そして、昭和のドッキリ番組で使用されていた効果音「テッテレ~」が、2位に登場。令和ではドッキリのネタバラシの時に使用する言葉「テッテレ」としてリバイバル!「今のテッテレだよ!」とネタバラシしたり、「〇〇にお財布忘れたテッテレしてみた」とテロップで使用したりと、ドッキリであることを簡潔に表現出来る言葉として人気を集めました。
<ヒト部門>
"推し活"が話題となった2021年。今年活躍した有名人を調査しました。
■今年活躍したヒト流行大賞
YouTubeチャンネル登録者数160 万人(2021年12月現在)を誇る、動画配信サイトを活動拠点とした6人組エンタメユニット「すとぷり」が圧倒的1位に。ファンからは、「ティーンに大人気!もう若者で知らない人いませんよ!!!!」「曲聴いてください。惚れますよ?」「たくさん新しい挑戦をしてたくさんの楽しいを届けてくれました。」「リスナーさんの喜ぶことを分かっていて一緒に作っている感じが好き!」など熱い想いが寄せられました。楽曲はもちろん、ファン想いの姿に惹かれる方も多いようです。そのほか、人気のYouTuberやTikTokerが続々とランクイン!やはり、Z世代の流行の発信地はSNSなのかもしれません。
<モノ部門>
食べモノから人気のドラマ、アプリや今年一番聞いた曲まで、2021年最もZ世代の間で話題となったモノを調査しました。
■今年流行ったグルメ大賞
SNSで瞬く間に拡散され人気となった「地球グミ」が圧倒的1位という結果に。「YouTubeでもあげられてたり、学校とかでも、食べたことあるーてゆぅてたからカナ!?」「YouTuberやTikTokerがこぞって試しに食べてみたりしてた」「2時間並んだのに買えなかった(´・ω:;.:...)」など、ビビットな色をした見た目が映えるためか、SNSで「食べてみた」という動画があふれ、店頭では品切れ続出となりました。SNSで流行が広まるのは、デジタルネイティブなZ世代の特徴ですね。
■今年流行ったアプリ大賞
大切な友達と位置情報をシェアできる「Zenly」が5位にランクイン。「周りの友達に使っている人が多かった」「友達が何処に居るかが分かるから」「みんな使ってる」との回答があり、お互いの位置情報がわかるという点で”友達と待ち合わせがしやすい”という利点があるようです。「放課後5時に●●駅で」という会話をせずともアプリを使い、相手の位置を確認して集合をするのが今のZ世代なのでしょうか。
■今年一番聴いた曲大賞
令和を生きるアーティストたちが集まり、“架空の六畳半アパート”「MAISONdes-メゾン・デ-」から生まれた楽曲「ヨワネハキ feat. 和ぬか, asmi/MAISONdes」が1位となりました。「TikTokで沢山流れてきて、ハマってしまって何度も聴いてた」「1回聞いただけで頭に染み付いた」との声が多く、YouTubeで公開されたMVの再生回数は2,700万回を超えました(2021年12月時点)。「聞いてると昔の自分を思い出す」「励まされる」という回答もあり、“マニュアル通りな生活を来る日も淡々と過ごしていた”という平凡な日常を描いた歌詞もZ世代の共感を得る理由なのかもしれません。
<総合部門>
コト・ヒト・モノと調査をしましたが、その中でも一番、2021年のトレンドを表すものとは?Z世代に今年の「年間トレンド大賞」を聞いてみました!
■年間トレンド大賞
「地球グミ」が堂々の1位に輝きました!”映える見た目”と”SNSで拡散”という点がトレンドになるポイントだったようです。また、Netflixで放送中の韓国ドラマ「イカゲーム」が2位にランクイン。「だるまさんがころんだのリズムが頭から離れない」「カルメ焼き作ってる人沢山いた」「クラスのみんなが『いかゲーム』の事話してる」「イカゲームの服を着る人が多い」との声が集まり、ドラマで登場した食べ物を再現したり、仮装をしたりする人も多く、人気ぶりが伺えました。”真似できる×SNS”がポイントのようです。
【総評】
14項目を通してZ世代のトレンドを調査しました。人気のコト・ヒト・モノ、どれを見ても流行の発信地はSNSだったように感じます。トレンドだと思った理由を聞いてみると、「TikTokで流れてきた」「YouTubeで良くみた」などのコメントが多くよせられました。生まれた頃から高速インターネットやスマートフォン、SNSが存在しており、それらを違和感なく使いこなすZ世代。デジタルネイティブな彼らの間では、トレンドとなるスピードも昔とは比べものになりません。瞬く間にSNSで世界中に拡散されトレンド入り、”再生回数が数千万超え!”と、その人気ぶりがニュースとなります。来年はどのようなものがトレンドとなるのでしょうか。コミュニケーションの幅も多様化していく中で、Simejiは「たのしくかしこい」キーボードとして今後も皆様の楽しいコミュニケーションのお手伝いができればと願っています。
*https://www.jiji.com/jc/article?k=000000537.000006410&g=prt より
普段直接的な接触が少ないかもしれないZ世代だが、ここを読み切らないと時代を読めない。
もっともっと注目していかねば・・・ おじさんは大変だw
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