ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

「学びの庭」での生きた勉強 - 7 ( 大分・参院補欠選挙の意味 )

2023-03-25 19:19:09 | 徒然の記

 大分県の広報を見ますと、次のように書かれています。

 「今回の補欠選挙は、参議院議員(大分県選出)が辞職したことにより実施する選挙です。(比例代表選挙はありません。)」

   1.  選挙日・投票方法等

    【告示日】 令和5年4月6日(木曜日)

    【投票日】 令和5年4月23日(日曜日)

 つまり大分県選出の参議院議員が任期途中で辞任したため、急遽実施することになったものです。理由をウィキペディアが、次のように補足説明しています。

 「(4月9日投票)の大分知事選に立候補の意向を表明している安達澄(きよし)参議院議員(無所属)が、3月上旬に議員辞職する意思を固めた。」

 ウィキペディアは安達氏を無所属と書いていますが、令和元年の参議院選挙では立憲民主党、国民民主党、社会民主党の推薦と日本共産党の支援を受けて当選した左傾議員です。

 優勢と言われていた自民党の有力議員を後半で追い上げ、辛勝で勝ち取った議席だったそうです。その安達氏が任期途中での辞任ですから、敗れた自民党議員は好機を逃さず、捲土重来と立候補するはずです。安達氏の予想通り、自民党の有力議員が動き始めました。

 つまりこの自民党の有力議員が、立憲民主党にメインターゲットとされている礒崎陽輔氏です。三期目を目指していた氏を安倍元首相、菅元官房長官、二階幹事長が相次いで応援しましたが、後半になり形勢を逆転され安達氏が当選したのだと言います。有力視されていながら、新人の安達氏に敗れたのですから、屈辱の敗北だったに違いありません。

 安達氏が昨年の11月に、大分県知事選挙への立候補を表明し、礒崎氏が参院補欠選挙に向けて準備に入った矢先、「小西文書」が国会に持ち出されたことになります。「小西文書」が公表されなかったら、礒崎氏の当選は確実視されていましたので、事情を知る人たちは青山氏を含め、次のように語ります。

 「今回の〈小西文書〉のメインターゲットは、礒崎元秘書官と大分の補欠選挙です。」

 しかも文書を、国家公務員の守秘義務違反を犯して小西氏に渡したのが、現職の総務省官僚だというのですから、ゴシップだらけの事件になります。こうした事情を早い時点で指摘していたのが、高橋洋一氏で、自分が持つ「高橋洋一チャンネル」で、遠慮なく喋っていました。

 「こんな話は、大手マスコミにはできませんよ。たとえ分かっていても、言えませんからね。本音の話は、ネットだからできるんです。」

 笑いながらの話なので本気にしていませんでしたが、調べるにつれ、納得する気持ちが出てきます。いくら特種でも、個人絡みのゴシップは低俗週刊誌の分野ですから、大手マスコミは誇りが邪魔して報道できないのかも知れません。

 ネットに、次のような情報がありましたので紹介します。

コメント (2)
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「学びの庭」での生きた勉強 - 6 ( 礒崎氏の人望・人格 )

2023-03-25 13:12:04 | 徒然の記

 「青山氏は、〈 小西文書の正確性 〉に気づかないのでなく、故意に語ろうとしていないのではないか ? 」

 この前提に立ちますと、眼前に広がるのは別の風景になります。

 「日本が置かれた国難の時期に、立憲民主党はなぜ8年も前の文書を持ち出し、国会を紛糾させているのか。」

 小西文書の「信憑性」でなく、むしろこちらの方が根本問題です。立憲民主党は、何を目的としてこの「文書問題」で国会審議をストップさせているのか。

 3月16日の【ぼくらの国会  487回】で、氏は次のように語っています。

 「皆さんの中で、交通違反をされて、警察で調書を取られた経験のある方がおられるでしょうか。」「自分が話したことを警察官が、文書に記録したのを、目にした経験をお持ちの方がいるでしょうか。」

 「僕は調書を読んだとき、事実は書かれているが、何か違うな、こんな言葉遣いはしないのだがと疑問を持ったことがありました。」

 「僕にはその経験がありますが、今回の問題になっている〈行政文書〉とは、こんなものなのです。要するに〈他人の書いたメモ〉であり、それは役所内で通用する官僚言葉で書かれています。」

 「高市さんが私はこんな言い方をしない、この文書は違っていると言われるのは当然です。しかもこの文書は、高市さんには回覧されていませんから、8年前となればお互いに意見が食い違って当たり前です。」

 前回動画を見た時は、深く注意を払わず氏の説明を聞きました。今度は氏が、慎重な例え話で余計なことを言わず、核心だけを語っていることに気づきました。

 「ですからこんなものは、辞任の理由になりません。国会審議にかかる費用は一日で3億円です。このお金は、みんな国民の皆さんが納めている税金ですよ。大事な問題がたくさんある時なのに、国会はこんなことをしていて良いのでしょうか。」

 この辺りは当たり障りのない話ですが、次が核心の発言でした。

 「実は高橋洋一氏が言っているように、総務省内には元郵政官僚と元自治省官僚の対立が根っこにあります。」

 「今回の〈小西文書〉のメインターゲットは、礒崎元秘書官と大分の補欠選挙です。」

 「高市さんが文書を見せられて、捏造と言い、捏造でなかったなら、大臣も辞める、議員も辞職すると言われた。」

 「ここから、流れが一気に変わりました。彼らは、高市さんの辞任と言う言葉に食いついたのです。」

 「安倍総理の時もそうでしたが、政治家がこの言葉を口にすると、野党は食らいついて離れません。」

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