〈 2. 赤坂太郎氏の意見・・・覆面政治評論家 『月刊文藝春秋』の記事より紹介 〉
赤坂太郎氏の記事を西田氏が読みながら紹介し、時折コメントを入れていますが、記事との区別がつかないのでそのまま紹介しています。
石破氏の釈明の続きです。
・「ただ野田さんも党内左派をどう扱うべきか苦慮しているだろうし、こちらも党内右派をどうしようと思っているでしょ。」
・「中道政治をこれからどう作っていくか、話し合いはあってもいい。」
記事の紹介はここまでです。基本政策で違いの大きな政党が選挙のために集まることを、一般的に「野合」と言います。石破氏と野田氏は同じ反日リベラル同士ですから、「野合」と言わないのでしょうが、自由民主党と立憲民主党が選挙のために手を組むのは「野合」になります。国民は細川内閣、村山内閣で経験済みですが、「野合政権」はいずれも内紛のため 1, 2 年の短期で消滅しています。
しかしリベラルの石破氏の頭の中では「野合」でなく、「中道政治」という論理になっていることが分かりました。
ジム・プリマス氏は石破氏を、頭が悪くて、愚かな子供のような人物と評していますが、「ねこ庭」は氏を悪知恵の働く油断のならない人物と見ています。佐藤氏を使って党内の中堅議員4人を集め、密かに立憲民主党との連立を検討させるという策略は、頭の悪い人間にはできません。
ではこの動きを、西田氏人がどのように見ているのか。これから紹介する氏の意見が、14, 15, 16 の三日間で得た収穫の一つです。
〈 西田氏の意見 〉
・こういうことが自民党の水面下で起こっているということを、赤坂太郎さんが言っているのですけれど、まさにこの話は片方で、国民民主党がですね、国民の手取りを増やすんだと、いわゆる財政の壁、給与所得の課税最低限度額を103万円から178万円まで増やすべきだとずっと言っています。
・ここでは20万円に増やすところまでは話がついたんですけど、ここから先プラス50万円をどうするのかというのは、まだ決着がついていないんですよね。
・これを全部しようと思えば、7兆円か8兆円の税収減になる。つまりやるためには、7, 8兆円の国債を刷らなきゃダメという話になるんですね。
・なかなか大きな金額ですから、財務省は絶対にこれを引き上げさせたくないんでね。しかし少数与党ですから、当然のことながら自公だけでは衆議院の予算案は通らない訳ですよね。
・そうなった時誰と組むか、今立民と組めばですね、ここまでの金額7兆円8兆円もいらない。維新との場合はですよ、教育の無償化、給食の無償化等々で考えてみれば、1兆円にもならない金額なんですよね。
・財務省にしたら、これほど安いものはない。とりあえず予算が通ればいいんじゃないかということで、財務省が後ろで絵を描いている節があります。
西田氏の持論は簡単に言いますと、日本版「財務省ディープスティト論」です。表に顔をですことはありませんが、「予算配分権」と「徴税権」を持つ彼らは政治家に恩を売り、反対する議員は「徴税権」で得た金銭スキャンダルをリークして失脚させてきました。
選挙のたびに入れ替わる政治家と異なり、彼らは省内で予算と税のエキスパートとなり政治家を手玉に取ります。「緊縮財政」と「増税路線」を押し通し、他国は経済成長しているのに、日本の経済成長を止め、国民を貧しいままにしてきたというのが氏の主張です。
財務省を日本のディープスティトにしたのは、GHQが作った「財政法」であるというのが意見の根拠です。「ねこ庭」と氏の認識が、ここで一致します。
〈 連合国軍 ( GHQ ) による日本弱体化政策 〉
4. 同年 ( 昭和22 ) 年5月3日 「皇室経済法」の施行 ・・・皇室財産の没収と国有化
「ねこ庭」は「日本属国化 ( 戦後レジーム) 」が、上記の5つの法律から始まっていると考えており、西田氏の意見は茶色で表示した「財政法」の上に立っています。
日本の問題をGHQ以後と捉え、国民に明確に語っている政治家を、「ねこ庭」は西田昌司氏と青山繁晴氏意外に知りません。青山氏が自分の動画で語っているのは、上記 1. 「皇室典範」と 3. 「日本国憲法」です。
息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々はご存知ですが、知らない方々のため「両氏を支援する理由を説明しました。
次回は、氏の財務省批判が具体的になりますので足をお運びください。