・GHQが皇籍離脱を強要した宮家の現在のお名前と人数
・現在皇室にいらっやる方々のお名前と人数
・現在残られている宮家のお名前と人数
・上皇陛下のNHKを通じた「お言葉」のこと
・秋篠宮様のご長女眞子さまのご結婚のこと
再び横道へ進まないように、検討項目を転記しました。敗戦後の日本がGHQに統治された時、どれほどの政治的・経済的変革を強要されたかについて、私たちは何度でも振り返る必要があります。
国会では石破首相が「年収の壁130万円」と「選択的夫婦別姓」について野党と議論しています。一番ホットな話題ですが、2つともGHQが日本弱体化のために残した「置き土産」ということについては、誰も口にしません。
「敵は本能寺にあり」と前に述べましたが、政治家も学者もGHQに言及しないのは、気がつかないからでなく、同盟国アメリカへの忖度と恐れからだと考えています。年金暮らしの「ねこ庭」が見つけたことに気がつかないほど、日本の指導者の方々が愚かであるはずがありません。
熱中するとまた森の横道へ入りますので、今はGHQが敗戦国日本で作り変えた重要な法律を紹介するに留めておきます。
何度も検討、報告、紹介していますが、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々には何度繰り返しても、面倒とも苦労とも感じません。
〈 連合国軍 ( GHQ ) による日本弱体化政策 〉
・ 同年 ( 昭和22 ) 年5月3日 「皇室経済法」の施行 ・・・皇室財産の没収と国有化
アメリカは100年後の日本の弱体化という長期的観点から、重要な法律を改定させたり新たに作らせたりしたのですから、大したものといえば大したものです。
政治家も学者も「日本国憲法」については、国論を二分する議論をしていますが、他の法律については知らぬ顔の半兵衛です。
皇室を護持するための「男系男子」が激減しているため、「皇位継承検討有識者会議」が作られ、「女性宮家」や「女系天皇」の議論がされていますが、もとはと言えば原因を作ったのはGHQです。
彼らが「皇室典範」を改正させ、11宮家の皇籍離脱を強行したから、皇位継承者である男系男子が激減しました。「皇室経済法」を威嚇して作らせ、皇室財産を没収・国有化したため、皇室は宮家を存続する財力を失いました。
マスコミは「トロイの木馬」の優等生ばかりになり、このような事実を記事にしませんので、国民は何も知らないまま現在に至っています。
石破内閣が実現を邪魔をしている「130万円の壁」の撤廃も、原因はGHQが関与した「財政法」にあります。西田昌司氏が動画で「財政法」4条の撤廃を主張していますが、その通りなのです。
「財政均衡」「収支バランス」「赤字国債発行の抑制」を謳っているのが、「財政法」ですから、「トロイの木馬」の優等生である財務省は、敗戦以来一貫してアメリカの命令を守っているという話です。
これに気づいている西田氏が、「アメリカの関与」に言及していますが、党内で支援する議員がほとんどいません。仕方なく自分の動画で国民へ説明していますけれど、支援者のいない意見には今一つ迫力がありません。氏もまた、「孤独の活動」をしている政治家ですが、自由民主党の議員諸氏の不甲斐なさがここでも目立ちます。
次第にテーマを外れ、深い森の横道へ入りそうなのでこの辺りで止めますが、せめて息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々には知って頂きたいと、本日も「孤独の検討作業」を続けます。
日本が現在やるべき喫緊の課題は、
1. GHQが関与した重要な法律を、元に戻すこと
2. 「戦後レジームからの脱却 ( アメリカの属国からの脱却 )」を進めること
3. 隠してきたこれらの事実を、国民に知らせること
以上の3点ですが、簡単なようでいかに困難なことか、「ねこ庭」を訪問される方々には分かって頂けると思います。
これが分かりますと、現在の日本の危機を招いた原因は石破首相というより、氏を担ぎ上げて総裁にした岸田、菅、麻生の3長老の不甲斐なさにあったと見えてきます。3長老が屈服したのが「アメリカの反日勢力」、まさに「敵は本能寺にあり」です。
しかし大事なことは、アメリカは敵の一部であり、敵の本体は戦後日本の政治家、学者、法律家、マスコミ、という日本人自身であるという事実です。もう一つ追加すると、こういう「トロイの木馬」たちに騙されてきた私たち国民ということになるのでしょうか。
このように述べると絶望的になる人が出てきますが、こんな時は賀屋興宣氏を思い出す必要があります。
石原慎太郎氏が東京裁判への法的疑義を口にした時の、賀屋氏の姿勢です。「ねこ庭」の過去記事で紹介しましたが、占領軍により軍国主義者としてA級戦犯にされ、10年間刑務所にいた賀屋氏の言葉です。東京裁判の不条理を体験しながら氏は恨みを言わず、自己弁護もしていません。
・でもね、勝った者が勝って奢って、負けた者を裁くのは当たり前じゃありませんか。個人にせよ国家にせよ、人間のやることは、所詮いい加減なものですよ。
・万が一我々が勝っていたら、もっと無茶な裁判をやったでしょうな。
氏の答えを得た石原氏が、「冷静に物事の本質を見通している」と著書の中で感心していました。
「ねこ庭」は「戦後日本史の大河」に焦点を当てていますが、「世界史の大河」を見れば、勝者が勝ちに奢って敗者を裁く例が幾らでもあります。賀屋氏の真意は、敗者がいつまでも恨みつらみを述べず、そんなものは乗り越えていけと言うことだと「ねこ庭」は解釈しています。
GHQが実行した「日本弱体化計画」を何度も紹介し・検討するのは、アメリカへの「憎しみと恨み」からではありません。
戦後隠されてきた事実を知った上で、日本の行くべき道を検討しようと提案をしているのです。20回になった今回のシリーズも、「三段階のアメリカの関与」を知ると知らないとでは、検討の手順と姿勢が変わります。
「敵は本能寺にあり」と知っていれば、反日亡国の首相である石破氏だけを批判攻撃する間違いが分かります。批判の対象の一番目は、
・アメリカの脅しに負け、安倍首相を裏切った岸田氏と管氏の2長老
その次は、
・岸田氏と菅氏の行動を阻止できなかった長老の麻生氏
・自由民主党内にいる保守議員諸氏 ということになります。
自由民主党の中には青山繁晴氏、西田昌司氏だけでなく保守政治家が約半分います。一体これらの議員諸氏は、国民が国の行末を心配している時と言うのに、何を黙り込んでいるのでしょう。風見鶏のような議員たちに混じって、何を様子見しているのでしょうか。
と言うことを考えながら、「ねこ庭」は予定通りの検討作業に入ります。