ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

「学びの庭」に二つの課題

2024-12-06 19:01:11 | 徒然の記

 自由民主党の「立党宣言」の検討に区切りをつけ、机の傍らに積んでいた千葉日報を読んでいます。

 9月28日からなので一度には読めません。昨日から今朝にかけて、やっと12月1日まで目を通しました。といっても記事の見出しだけを眺め、中身を読むのはその後です。

 学徒の心を強くとらえた見出しが、2件ありました。

   1.  11月28日 「企業団体献金」「立維共  禁止法を提出」

   2.  11月30日 「秋篠宮様  59歳」「女性皇族の考え「理解を」」

 1. については、「政治にはお金がかかるものという」常識の話です。政治家には支援者が沢山いるので、話し合いが頻繁にあります。そのために働いてくれる秘書が、東京と地元に何人か必要になります。事務所も構えなければなりません。

 秘書には給料が要りますし、支援者が集まって打ち合わせをすれば、弁当やお茶の用意も要ります。支援者へ出す手紙や文書の郵便代と電話代も、月々馬鹿にならない額になります。

 党や支援者からの寄付だけで足りませんから、政治家は企業や団体から寄付を貰い活動費に充てています。自由民主党と議員は、経団連や個別企業からの献金を受け取っています。

 一方の野党は、労働組合と関連する団体の献金と寄付を受けているのだろうと思っていした。

 ところが11月28日の記事では、立憲民主党、維新の会、共産党が企業や団体からの献金や寄付の受け取りを禁止する法律を作ったと言います。

 困るのは自由民主党だけであるらしく、反対は同党だけで、立憲民主党も維新の会も共産党も平気なようです。「ねこ庭」の疑問がここで生まれました。

 労働組合の支援を受けている野党は、団体献金を受けているではないか。赤旗の販売益を党の活動費にしている共産党は、企業献金を受けていることにならないのだろうか。

 事がある度に野党は活動家を動員してデモをやり、日当や食事代、移動の交通費を支払っていると聞いていますが、この費用はどこから出て、誰がどのように管理しているのか。

 学者もマスコミもこの点は語らず、自由民主党の政治活動費にだけ焦点を当て、同党だけが無駄な金を使っているような説明をしています。

 「同じように金のかかる政治活動をしているのに、なぜ野党の政治活動費は問題視されないのか。」

 単純で素朴な疑問ですが、学徒としても国民としても、検討せずにおれない課題ではないてしょうか。

 2. については、何度読んでも記事の内容が理解できません。それでもなんとなく伝わってくるのは、GHQの統治以来アメリカが作った「対日方針」(「日本弱体化計画」) に関わっているのではないかと言う危機感です。

  「秋篠宮様  59歳」「女性皇族の考え「理解を」」

 秋篠宮様が言われている「女性皇族」とは何であるのか・・・「女性宮家」と関連があるのだとすれば、何を望まれてのご発言なのか。

 もし「女性皇族」と言うお言葉が「女性宮家」と同じ意味であるとしたら、宮様は無意識のうちに「アメリカの対日方針」に添ったことをなされようとしていることになります。

  ・日本には、再び軍を持たせない。

  ・時間をかけて、皇室を日本から無くす。

 この2点がアメリカの政権内にいる「反日勢力」の最大の目的です。GHQは協力組織としての「トロイの木馬」を日本に残し、彼らを通じて日本の監視を続けています。

 自由民主党の「立党宣言」が臥薪嘗胆の中で推敲され、どんな思いで「自主憲法の制定」と言う言葉を入れたか、「日本の誇るべき歴史と伝統をまもる」という文言に皇室護持の意を滲ませたのか、ご先祖のご苦労を前回まで「ねこ庭」は検討して参りました。

 宮様のご発言は日米関係に直結するのではないのかと、何となく心配になりました。そうなりますと1. 番目より、2. 番目の記事の方が深刻であるのは間違いなさそうです。

 「恨みと憎しみに立たず」過激な感情を捨て、賀屋興宣氏の姿勢を見習い、「戦後日本史の大河」を眺めながら、次回から検討作業に入ろうと考えました。

 11月28日に臨時国会が召集され、翌日の記事で石破首相と立憲民主党の野田代表の言葉が紹介されています。

 石破首相

  ・丁寧に野党の意見を聞きながら、国会を運営したい。

 野田代表

  ・自民党を過半数割れに追い込んだ結果、どういうことが起こるのか、国会活動を通して国民に示したい。

 そんなことをやっている場合かと、国難に目を向けない二人の政治家に言いたくなる気持ちを抑え、「ねこ庭」は次回の予定を守ります。

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