ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

溜まっている千葉日報新聞 - 9 ( 保阪正康氏の意見 )

2025-01-17 10:20:49 | 徒然の記

     令和6年12月16日 「特攻で戦死の兄忘れられず」 上原登志江さん

  令和7年  1月  1日 「新しい平和論を」 ノンフィクション作家・保阪正康さん

  令和7年  1月  1日 「新春経済アンケート」 千葉県経済界トップ29名へのアンケート

  令和7年  1月  1日 「県選出国会議員に聞く」 衆議院議員23名へのアンケート  

  令和7年  1月  1日 「県選出国会議員に聞く」 参議院議員11名へのアンケート 

  令和7年  1月  3日 「大連立  選択肢ある」「首相や公明党が言及」 

  令和7年  1月  3日 「トランプ旋風再び」「どうなる世界」 

 ・8件の記事をどこまで紹介できるのか、やってみなければ分かりません。息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に、無用と判明次第切り上げようと思います。

 シリーズを書き始めた1月13日に上記のように書いて、1番目の記事の検討だけで8回を費やしました。反日リベラルの石破内閣が今も続き、立憲民主党の野田氏が「自民党を政権から引き摺り下ろす」と息巻いています。

 自由民主党内の保守議員は何をしているのか、マスコミがさっぱり動きを伝えません。過激なトランプ氏の大統領就任が迫っているというのに、「少数与党である自民党は、野党の意見をよく聞かねばなりません」と、ねばねばの石破氏が相変わらず寝言を言っています。

 この国難の時に、「大連立  選択肢ある」「首相や公明党が言及」などという愚かしい記事の検討作業を続ける気持がなくなりました。 

 ここで止めてもいいのですが、ノンフィクション作家保阪正康氏については、客観的な検討作業をしてみたい気持があります。保守のような意見を言うかと思えば、反日左翼の主張をするので、昔から好感を覚えられない人物の一人で、名前を聞くだけで不愉快になっていました。

 「恨みと憎しみ」のない事実の整理をした、賀屋興宣氏に出会う前の話です。

 「戦前戦後の日本史の大河」をみた自分が、どれだけ冷静に氏の意見を読めるようになったのか。感情的批判の自分を卒業できたか、それが知りたくなりました。

 1月1日、千葉日報新聞の12面全部を氏の意見が占めています。共同通信社の配信記事ですが、よほど同社に気に入られているらしく、氏の写真が紙面の約半分を飾っています。

 大きな活字の見出しが、氏の意見をPRしています。

 「戦後80年の年頭に」「ノンフィクション作家  保阪正康さん」

 「新しい 平和論を 」「日本の特異性を考え抜く」

 「人間を粗末にした国が、なぜ今ある姿になっているのか」

 「ねこ庭」が検討作業の物差しに使うのは、敗戦後の日本を属国にした「アメリカの三段階の関与 ( 日本弱体化計画 ) 」をどこまで認識しているのか。

 この一点です。

 残りの記事の検討を止めましたので、腰を据えて作業にかかれます。先ず紹介するのは、大きな写真の下に書かれている氏の経歴です。

 〈 ほさか・まさやす 〉

  ・1939 ( 昭和14 ) 年札幌市生まれ 同志社大卒 広告会社を経て出版社に勤務

  ・72 ( 昭和47 ) 年にノンフィクション『死なう団事件』で作家デビュー

  ・昭和を生きた政治家、官僚、兵士らへの聞き書きや、終戦時に米国や旧ソ連に押収された資料を調査し、昭和史の実証的な研究を進めた。

  ・著作は『東條英機と天皇の時代』、『昭和陸軍の研究』、『ナショナリズムの研究』( 2017年度 和辻哲郎文化賞 ) など多数

  ・「昭和史を語り継ぐ会」を主宰  一連の昭和史研究で04 ( 平成16 ) 年に菊池寛賞を受賞

 氏の写真の背景には、青空と海と砂浜が映っていて、説明文があります。

  ・北海道八雲町を訪れた保阪正康さん

  ・自宅から3キロほどの距離を歩き、父親とよく海水浴に来ていたという

 縦長の写真を飾るように、先に紹介した記事の見出しが額縁みたいに書かれています。

  「人間を粗末にした国が、なぜ今ある姿になっているのか」

 検討作業を進めるまでもなく、この言葉だけで氏への嫌悪感が走ります。日本の過去を真面目に調べた人間なら、このような言葉を使いません。「人間を粗末にした国」と言う言葉で日本の過去を語るのは、「東京裁判史観」を持っている馬鹿者の意見だからです。

 しかし早まるなと、「ねこ庭」の中にいる冷静な心が戒めます。記事を読まないうちから批判するのでは、成長した自分がいないことになるので困ります。

 記事の書き出しの6行を、転記しながら読んでいきます。

 ・1945年の敗戦から80年となる年が明けた。

 ・世界各地で戦争や紛争が続く中で、私たちは遠ざかる大戦の記憶をどうつなぎとめ、そのリアルを伝承すべきなのか。

 ・4000人以上の戦争体験者から聞き書きをして、現代史を実証的に描いてきたノンフィクション作家の保阪正康さんが、自らの戦後の原点となった北海道八雲町や皇居前を歩き、思索を巡られせた。

 なるほどこれが、共同通信社の今年の記事配信方針だったと言うことです。6行だけで同社の今年の情報操作の意図が見えてくるのでは、検討作業への意気込みが削がれます。これでは本日の計画が立たなくなりそうで、困ります。

 息子たちと「ねこ庭」を訪問された方々は気づかれたと思いますが、保坂氏の記事と上原登志江さんの記事が同じ共同通信社のもので、しかも大きな扱いで全国配信されている所です。

 保坂氏が聞き書きした4000人以上の戦争体験者の中に、上原登志江さんが含まれていると知りますと、保坂氏の意見を読んで検討する前に、共同通信社の情報操作の意図の方が見えてきます。

 そうなると今回のテーマは、「保阪正康氏の意見」であると同時に、「共同通信社の意図」になってしまいます。学徒の作業を邪魔されますが、せっかく記事の6行を紹介したばかりなので、次回もこのまま検討作業を続けることにします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 溜まっている千葉日報新聞 -... | トップ |   

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

徒然の記」カテゴリの最新記事