〈 日本が国連予算の負担金を大きく受け持っていたのに、「国連・人権委員会」はなぜ日本に厳しい要求や勧告をしたのか ? 〉
2. 人種差別撤廃NGOネットワーク ( 共同代表理事 武者小路公秀 )
3. 琉球先住民族協会 ( 会長 宮里護佐丸 )
4. 女たちの戦争と平和資料館 ( 理事長 東海林路得子 )
5. 民 団 ( 在日本大韓民国民団 )・・日本に定住する在日韓国人のための社団
6. 韓国・民弁 ( 民主社会のための弁護士会 )・・韓国における弁護士の団体
7. 韓国挺身隊問題対策協議会 ・・「慰安婦問題」解決のため組織された韓国の民間団体
国連で活躍している日本の 4団体のうち、2団体しか説明できませんでしたが、目的はこれで十分達します。表に顔を出していませんが、2団体の活動を黙認、または了解している省庁名が明確になりました。
日弁連を管轄している省庁・・・法務省
国連大学を管轄している省庁・・文部科学省
ここで先日紹介した「ねこ庭」編集の「時系列まとめ」の中の、〈 1992 ( 平成4 ) 年 宮沢内閣 〉の記載を思い出してください。
・日弁連が、慰安婦問題に専念させるため弁護士戸塚悦郎を、海外調査特別委員として任命
・戸塚はNGO「国際教育開発」の代表となり、国連の他海外団体と連携し、国連でロビー活動を開始
・戸塚は、慰安婦を「性奴隷」と言い換え、この呼称の認知活動を展開した。
日弁連から派遣された戸塚氏は、他の日本団体だけでなく、韓国の団体と共同してロビー活動をした中心人物です。日本の国益を害するだけでなく、国民を苦しめた捏造の「慰安婦問題」でしたが、管轄する法務省が何もしていません。何もしていないということは、国連関係者には「黙認」あるいは「暗黙の了解」のサインとなります。
同様に渋谷にある「国連大学」を管轄している文部科学省は、元国連大学副学長だった頃から武者小路氏を放任しています。反日の弁護士戸塚氏と著名な武者小路氏が手を携えて動けば、他の団体がまとまり国連・人権委員会で大手を振って活動できます。
前回紹介しました通り、人権委員会に出席した外務省と法務省と内閣府の担当官は、「慰安婦問題」解決のため本気で取り組んでいません。そうなると、ここで「ねこ庭」としての推測 ( まとめ ) ができます。国連・人権委員会は次のような解釈をするのではないでしょうか。
「日本の外務省も法務省も文部科学省も了解しているから、これが日本の意向だろう。」
「慰安婦問題については、 日本の団体に合わせて厳しく追求しておこう。」
普通の国なら、反対する問題について政府が激しく抗議し、自国の団体にも異論を言わせません。他国による内政干渉を拒絶し、一歩も譲りません。これが国際社会の常識ですから、反日の韓国や中国がする日本への無体な言動もさることながら、先ずは日本政府の姿勢の曖昧さと不甲斐なさに怒りを覚えるのが順序でしょう。
敗戦後の日本では、自由民主党の議員の中だけでなく、官僚の中にも、反日左翼の人間がいたことの証明がここにあります。
・時系列のまとめ」の背後に敗戦後の日本が浮かび上がり、「別の世界」だったものがやがて「見たことのある景色」となり、最後には「やっぱりいつもの世界」になりそうな気がしてきました。
シリーズの15回目に述べたのは、このような日本の現実 ( 現状 ) でした。「別の世界」だったものが「見たことのある景色」となり、GHQが置き土産とした4つの「トロイの木馬」の姿が見えてきます。
1. 国際法違反の「日本国憲法」・・日本だけが間違った戦争をした悪い国とする思想の憲法
2. 反日左翼マスコミ ・・「憲法」の自虐史観を拡散する朝日新聞、NHK、共同通信社など
3. 反日左翼学者・・「憲法」の自虐史観を理論づける反日学者の育成組織である「日本学術会議」「東大社会科学研究所」
4. ジャパンハンドラー・・米国内の反日勢力が日本の中枢に配置した工作者
ここまでくると、「ねこ庭」の結論は常に同じになります。
1. 日本の歴史と文化を守るための、皇室護持 ( 女性宮家・女系天皇反対 )
2. 日本人の愛国心を取り戻すための、憲法改正
「LGBT法成立後の日本 」シリーズの元々の目的は、岸田首相が強行した「LGBT法」の成立後社会がどのような悪影響を受けているのかを、共同通信社の10件の記事を紹介しながら明確にすることにありました。
3つ目の記事を紹介したところで、「日本学術会議」の『提言』で横道へ逸れ、そのまま森の中に入り、今回の結論になりました。結論は権威のある学者が出したものでなく、「ねこ庭」だけで通じるものかもしれませんが、自分では納得しています。訪問される方々にも、私自身にとっても、残る記事の紹介をする必要性がなくなったような気がしますので、今回で終わりといたします。
「LGBT法成立後の日本 」シリーズを読み、「ねこ庭」は安倍元総理を肯定している、安倍信者であるという人がいます。私自身は安倍氏について「是々非々」で接しているつもりですが、そう思えないのであるとしたら残念です。
元統一教会との腐れ縁には、蒋介石やCIAも関わっていますが、日本に限って言えば岸・安倍一族の責任です。パーティー券の「キックバック問題」で自由民主党の腐敗部分を追求し、関係する安部派の議員を政界から追放することは政治の浄化になります。だからと言って安倍元首相を徹底的に攻撃し否定し、安部派の清和会を潰したら、自由民主党の腐敗した部分がすっかり無くなるのでしょうか。
私が心配するのは、このようにして自由民主党を解体し、政界から自由民主党自体を無くしてしまうことになって良いのか・・という点です。
「山河の清きに魚も住みかねて、昔の田沼いまぞ恋しき」
こういう状況になるだけならまだしも、反日野党が政権をとり、日本が共産党の独裁国家になっても良いのだろうか・・・という点です。安倍元総理のもっていた「二面性」を肯定しているからといって、安倍政権全体の肯定にはならないはずです。甘いと受け取られるのかもしれませんが、安倍元総理の立てていた二本の旗、「皇室護持」と「憲法改正」は正当に評価し、「元統一協会問題」やパーテイー券の「キックバック問題」は徹底的に追求すれば良いと思います。
他の派閥も同様のことをしていますが、今回は安部派にとどめ、自由民主党の崩壊寸前で止めるべきでしょう。それでもやるべしと言われるのなら、この方は日本を愛する保守と言えるのでしょうか。結果として反日左翼勢力、日本国内だけでなく、他国の反日左翼勢力に加担する正義感になると言えないのでしょうか。
息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々には、安倍元総理の評価に関する、突然の話に面食らわれると思いますが、ご容赦ください。「安倍派問題」も、「LGBT法成立後の日本 」と無縁でありませんので、唐突と思いながらつけ加えました。
ただし「安部派問題」は今回で終わらず、日本の問題として、日本がある限り終わりのないテーマと思いますので、そのうち別のシリーズとして取り上げます。