日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 



インターFM開局時から始まって、10年続いてきた「BARAKAN BEAT」が4月いっぱいをもって突然終了してしまいました(76.1 毎週日曜 19:00-21:00)

今日の夜の放送、前回の内容をチェックしにホームページへ行ったところ、以下のピーターバラカン氏のメッセージが。
(以下引用)


「バラカン・ビート」を聴こうと思って放送がないので驚かれた方が
いるかも知れません。
大変残念なことにスポンサーが見つからない結果、4月末に放送休止
状態になったことを報告しなければなりません。
番組の復帰を諦めたわけではありません。単純にリスナーの数を増や
せばいいという発想の番組ではありませんが、こういう番組を支えた
いという企業がどこかに存在するものだと今も夢を抱き続けています。
そういった情報があったらいつでもご連絡を歓迎いたします。
また10年の間番組を聴いてくれた方々に心から感謝します。放送を通
した皆さんとのやりとりから私自身は共同体のような深い満足感を得
ることができましたし、皆さんにもそんな喜びを少しでも還元できた
なら私は嬉しいです」

テレビ東京系の資本が入ったため、今後影響があるかもという話は番組内でもふれていましたが、マサカそんないきなり... フツー4月を越えたら、9月まではやるもんじゃね~の?!インターFMさん。
唖然..の一言です。

世界のメジャーに限らない最新かつ先端の音楽動向を紹介してきただけに、残念でなりません。
今週の放送分の穴は、今どきの音楽ミックスで2時間を埋めていましたが、そんなもんなんでしょうか、FM。

10年間の蓄積されたリスナーがあるのですから、せめて放送時間をシフトし、つかんだ聴取層をキープするくらいの智慧・配慮があってもいいのでは?! 

すでにいくつかのウェブでのこの件の記述を見ると、FM放送への失望~ネットラジオへの傾倒、という文脈が読み取れてしまいます.......まずくないですかコレ...


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今年は、モーツァルト生誕250周年。
そこで、モーツァルトの数多い名曲のうちから、「実は名曲」を少しずつ紹介していこうかな、の第11回です。


前々回から、モーツァルトの定番?!、日本での演奏会で演奏回数がぶっちぎりで多い(今回の「熱狂の日」ではそうでもありませんが)ピアノ協奏曲シリーズです。
名作が連なる、20番~27番は実に素晴すぎる一方、その前のヒトケタ台、そして特に10番台は私のお気に入りとなっています。
その時代は、ザルツブルグ時代~ウイーン時代にかけてですが、今回からはウイーン時代の傑作を取り上げたいと思います。


今回は、 K.415 ピアノ協奏曲 第13番ハ長調です。

まずはダイナミックに立ち上る第一楽章。
ハ長調らしく、伸びやかに明るい展開は、とてもダイナミック!!
ウイーンでの活動が本格化し、かつ新婚で希望にあふれるモーツァルトの心中が溢れ出たかのとも思ってしまいます。
続く流麗なピアノはまさにそんな感じです。

そして、ただただ美しい第二楽章。
わたしの中のこの楽章のイメージは、春の日だまりの中に漂うピアノ?!

第三楽章も、うならされます。
ピアノが奏でた旋律をオーケストラで一気にいくようにいったんみせながら、強弱変化しつつ、ハ短調のアダージョに行き着きます。これが第二楽章とはまた違う美しさ...

そしてビックリは締めくくり。
ピアノが一気にクライマックスへ!!と思うと、ピニッシモで静かに退場し、オケもそれにあわせて終了するという斬新な終わり方です。

この1曲は、こう書き込んでいるうちに、私にとってかけがえのないものだと改めて気づいた次第です。
「熱狂の日」では第12番は3回演奏がありましたが、この13番が1回もなかったのが残念ではあります。

(次回に続く) 

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