日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 






460ページ以上にわたり、徹底的に3Dプリンタの世界をひも解く。
以下、これはと思った部分をメモ。


いずれ物体をビットから原子に移し、元に戻すこともできるようになる。

(こっ、これってスタートレックに出てくるレプリケーターとか転送装置のことじゃん!)


3Dプリンタは、いつか究極のFAX機になるだろう

珍しくも貴重な楔形文字(くさびがた)の正確なレプリカを3Dプリントしたのだ。
そして何よりすばらしいことに、この楔形文字をFAXする実験する過程で、思いがけないおまけがあることに気づいた。
CTスキャンでは、楔形文字の板の外部と内部の両方に書かれた文字を捉えられたのだ。
研究者は何世紀も前から、楔形文字を刻んだ多くの板が持つ中空の内部にも、メッセージが記されていることを知っていた。
しかしこれまで、内部のメッセージを見るには、板を砕くしかなかった。
楔形文字のレプリカをCTスキャンし3Dプリントする利点のひとつは、レプリカをあっさり割ってなかに書かれたものを読む事ができることだ。

(!)


3Dプリンタにはふたつの大きな系列がある。
第一の系統は、原材料を積み上げて物を作る。
第二の系統は、原材料を結合して物を作る。

(へー)


デザインすものとプリントするものは(必ずしも)一致しない

「いつか、ひょっとしたら一世代のうちに、自分自身の細胞組織から心臓ができることに疑いの余地はありません」

まるで、シンギュラリティ by ワーツワイル!


3Dプリンタは、デザインや工学を学ぶ高校生により早く失敗をさせる。
ちょっと待て、どれでは良からぬ話に聞こえる。だ
が、製品デザインや工学、その他問題解決を行う職業においては、失敗が早いほど解決に至るのも早いのだ。


3Dプリンタで、生物のデータをハックする


3Dプリンタで、埋め立て処分地をもっときれいに



...という具合に、タイトル通り、2040年を踏まえた上、そこに出現するだろう未来、という視点が一貫していて清々しい。
解放される創造力が、その時にどっちに向いているのか?
当然、ポジもネガもあるだろうことが、じわじわと 文章から伝わってくる。

結論:3Dプリンタの現在・未来に「ちょっとでも」興味のある向きには、大推薦の1冊。


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