「ハートブルー」(1991)のリメイク。
元ネタは、パトリック・スウェイジ&キアヌ・リーブス主演と、なかなかゴージャス(笑)
基本プロットは、犯罪組織に潜入したFBI捜査官が、チームに溶け込みながら、そのゆえ葛藤しつつ.... というストーリー。
再映画化も基本線はなぞりつつ、脚本チームは新しい要素を加える。
これが、旧作のサーファー軍団という設定ではなく、エクストリーム・スポーツに注目。
今時サーファーが盗みを働く軍団という設定は笑っちゃうしかないので、正解か。
で物語をエクストリーム・スポーツ方向に無理やり捻じ曲げ、凄え~大自然の中で、9箇所展開。
これがマジ凄い!
「さすがにこれはCGだろ!」と思っちゃうシーンが何度も連発され、すっかりそのつもりでいた。
ところが鑑賞後に解説を読むと...
「CG不使用」とのこと。
ビックリ!!!
色んなジャンルのエキスパートにお願いして映像化したとのこと。
それも、場所が全部フツーは行かないような(行けない)ような場所ばかり。
ベネズエラ エンジェルフォールズ(写真)
イタリア ヴァッレ・ダオスタ自治州
メキシコ ゴロンドリーナス洞窟(ツバメの地下室)
オーストリア チロル州の山
オーストラリア
タヒチ、の大波スポットを直近で(笑)
ハワイ、も大波スポットを直近で(笑)
etc...
一生行けそうもないような、凄んごい~! 「大自然」を、9箇所も疑似体験できるなんて、映画冥利に尽きるわ!
このため、物語設定に多少の無理があろうと、全く気にならない(笑)
エンタテイメントとしての「映画」の最低条件をすっかりクリアーしている、と思う!
(写真を意図的に映画から持ってきていない意図をお汲み取りくださいませ)
アメリカでは大コケしたようだが、なんでだろ?
売り方が間違ってたのかな…
(あるいは旧作への思い入れが強い?)