
NHK「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」でチラチラ出てくる、田畑政治。
今後、戦前・戦後の日本水泳界の発展とともに、ミスター・オリンピックと呼ばれるにふさわしい活躍が期待される。
(演じているのは、阿部サダヲ)
すると 某新聞で、こんな記事が目に飛び込んできた!
「大河ドラマ史上、最も弾丸セリフが多い主人公」(笑)
確かに浜松出身なので「やらまいか」精神な人物だと解釈する。
そんな期待とともに本を読んでいくと、そんな表現があちこちに(笑)
「どんな小さなチャンスでも、またどんな難しいことでも、やって良いと思うことは、度胸を決めて取り組んでみること以外にない」
「消極的と慎重論とはよく分けて判断しないと、あとで後悔が残るのみで後味が悪いだけだ」
「これはいけるかどうかをよく判断し、ためになると思ったら猪突猛進あるのみだ」
「何事も難しい問題の時こそ逃げてはいけない・当たって砕けろ、どちらが砕けても、周囲は納得してくれる」
(砕けてならぬときは、我慢するのみ)
そんな精神で数々の成功を経験していくわけだが、一番の驚きは以下!
今の代々木競技場、NHKがある場所は元々GHQが使用=ワシントンハイツ
で、競技場の場所確保のために田畑政治がアイディアを出し、実現に至った、ということ!
一方でそこでの政治家との軋轢が、その後の苦境の原因となる。
ミスター・オリンピックというくらいの活躍をしていたわけだが、本番の開会式は一般席で観ていた…
悪徳政治家に足をすくわれたのだ!
知るのは辛い(涙)が、その事件が記述されている。
問題の中心は、ジャカルタでのアジア大会(1962年)
日本のマスコミと、現地の距離での情報格差に乗じ、政治家にはめられた格好(汗)
ただ救いは、そんな苦境でも貫いた本人のスタンス。
「ボクには肩書きは関係ないんだ。オリンピックがうまくできればいいんだ」と選手強化には特に目を配っていたそう。
立場に固執せず、「やらまいか」精神を発揮していたその姿はまさに ホンモノ!
結論:戦前・戦後の日本水泳界の発展 → ミスター・オリンピックの活躍は、地元浜松の「やらまいか」精神に貫かれていた!