日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
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1年半ほど前に、Netflixで視聴したケンブリッジ・アナリティカ(以下CA)のドキュメンタリーが以下。

グレート・ハック: SNS史上最悪のスキャンダル The Great Hack 非常に面白い一方 約2時間。

 

この20分過ぎ、57分に登場していたのが、著者のクリストファー・ワイリー(写真)

 

 

 

 

 

 一方、スティーブ・バノン および ケンブリッジ・アナリティカ に関し、常々知りたいと思っていたこと。

 

1. スティーブ・バノン は、 CAをどう設立したか

 

2. なぜ スティーブ・バノン が組んだのはアメリカの会社ではなく、英国の会社か

 

3. CA はどうやって facebook の膨大な個人情報を入手したか

 

4. その膨大な個人情報(8700万人!)を、どのように加工して使ったのか

 

5. そしてどのようにアメリカ大統領選に関与したか

 

6. その背景にロシアはあったか

 

 

これらの疑問にほぼパーフェクトに答えてくれるのが、この本。

というのも、著者のクリストファー・ワイリー(写真)はその「ど真ん中」にいた人物だから!

 

 

 

 

 

全て回答するとあまりに長くなってしまうので、ここでは 3. 4. facebook の 情報入手法 について。

ドキュメンタリーでも簡潔に紹介されているものの、文章になるとこれはまたこれで強烈!

 

その情報漏えいの中心にあったのは、性格診断アプリ「マイパーソナリティ」

質問に答えていくと、自分の性格・政治性向を占ってくれるアプリ。

(映画ではそのアプリの動いている様子もみれる)

 

当時のfacebookの基準 は「facebookユーザーとして登録 =友人データの利用を承諾」

つまり、自分の友達でこのアプリで占った人が一人でもいれば、自分のfacebook上の全てがダダ漏れ!!!

 

 

 

だけでなく、驚きの名前も登場する。

 

それは、アマゾン!

 

正確には「アマゾンMターク」(Mターク=メカニカルターク、つまり A I !)

 

 

アマゾンは既に2005年にこれを商品化している(汗)

これをfacebookアプリに仕込むことで全ての情報ダダ漏れが可能になったのだ!

 

 

 

 

このデータを入手し、CAがどんな活動をしたかは恐ろしすぎて書けない。

目的の層に「悪意」を意図的に火をつけようとする手法に、吐き気さえもよおす… ← マジ

読み進むうちに自分のメンタルが危うくなりそうなくらい(笑)

 

ケンブリッジ・アナリティカ は破滅したが、第2のそれがいつ現れるか既に存在するのか?!?

 

 

結論:スティーブ・バノン率いた ケンブリッジ・アナリティカ の吐き気さえもよおす、ダークな活動。



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