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2021年新春を飾る毎年恒例、ウィーン・フィルハーモニー・ニューイヤー・コンサート。
元々、不況の落ち込んだ気分を盛り上げるために始まったとされる。
コロナ禍の中、「無観客」という史上初の形式でなんとか開催にこぎつけた。
~元旦の感想~
楽しもうとするのだが、例年のように 音 が素直に入ってこない自分に気づく…
映像で「無観客」状態が継続してずっと目に飛び込んでくるので…
2時間以上かけてほぐされほぐされ、最後にさしかかるギリギリまで例年の高揚感を持てなかった…
終わりにはちゃんと持ってかれたけどね…
印象に残ったのは、
・音がいい!
低音がこれまでになくきっちり聴こえる。
観客がどれだけオトを吸ってたかということか!(笑)
・第二部冒頭、ウィーン・フィルの楽団長 の挨拶(画期的!)
最重要キーワードは「オプティミズム」だったかな?
・「美しく青きドナウ」演奏前、ムーティ の3分あまりのスピーチ(これも画期的!)
・ネットで募集した観客の拍手企画、まあ悪くない(笑)
~その後聴き直しての感想~
やっと素直に聴けるようになった自分を発見。
ヤレヤレ…
第一部
・ムーティが例年より派手めな構成で盛り上げを図っていたことを理解。
元旦はそうはいかなかった…
第二部
・ニューイヤー・コンサート初演奏 ×3連発に続いての定番連発
・楽団長 そして ムーティ挨拶、に改めて感動。
・オーラスの「ラデツキー行進曲」
イントロの小太鼓連打がないだけでなく、途中のオーケストレーションにも変化が!
今年からウィーン・フィルが新たに作成した編曲版に切り替えたそう。
無観客だったこともあり、地元オーストリアでは テレビの視聴率が54%だったそう!
過去は「今年はどんな年になるかな~ こんな面白い展開かな~」を想像しながら音を楽しんでいたことを改めて認識。
現在の状況は相変わらず厳しく、未来はすぐ手に届きそうではないかもしれない...
が、それを乗り越えることにこそ 意味 がある、 と考えることにする!
(ムーティは2018年も振っているので、そっちも観てみようかな?)