最近、読書での「当たり」が連発中(笑)
9月に引退したばかりの ドイツ首相 アンゲラ・メルケル を描く一冊。
16年にも及ぶ首相時代を送った彼女。
その若い頃の 人生 を知るに、驚きの連続!
ざっと挙げると、
・生まれは西ドイツ
・その後父の仕事(牧師)の関係で、東ドイツ に移住(なので彼女はキリスト教徒)
・35歳の時、ベルリンの壁が崩壊、科学者だった彼女が政治に目覚める
・西 ⇆ 東 の政府をまとめる中、東側でシュータージとの関連が唯一なかった彼女が抜擢される!
・科学者時代に培った「粘り強さ」が対立する相手をも巻き込んでいく 唯一無二の「交渉力」に
これだけ知るだけで、既に読んでみたくなりましたよね?(笑)
著者フランス人ジャーナリストによる原本が発売され更に海底されて日本語版に至ったそう。
その結果、彼女の本来の得意分野である科学の力を発揮した COVID-19 対応 にも言及。
だけでなく最新の 首相退陣 にまで触れており、まさにタイムリーな一冊になっていることもこの本の価値を高めている!
結論:今年有数に唸らせる、2021年最強の一冊のひとつ。