監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
当ブログはこの監督、作品によって評価が真っ二つ!
いい方は、
メッセージ Arrival 21世紀版、エイリアンとのファーストコンタクト、は 映画初体験?!の斬新さ。
ボーダーライン Sicario 今年のベスト10に入れちゃいそうな、今年有数の犯罪映画。
プリズナーズ Prisoners 長尺を感じさせない、強いサスペンスの継続が見事!
悪い方は、
ブレードランナー 2049 大変残念なことに、本年度ワースト候補。何でコウナッタ?!?
さらにこの DUNE 砂の惑星 の映画化は歴代評判が悪い(汗)
・デビッドリンチ版(1984年)
・ホドロフスキー版(2013年)=制作途中で中止!
なぜそうなるかというと、原作のスケールがあまりに大き過ぎて、映画の尺に入り切らないことが大きい。
原作を調べてみると、
・デューン 砂漠の救世主
・デューン 砂丘の子供たち
・デューン 砂漠の神皇帝
・デューン 砂漠の異端者
・デューン 砂丘の大聖堂
と5作もあり、映画化する場合、どの部分をどう切り取り作品化する技が問われる。
このため当初は今作はスルーするつもりにまでなっていた…
気が変わったのは、原題が Dune: Part One と知ってから、
最初から1作にせず、Part One と割り切ることで、構成が遥かに容易になるだろうから!
で鑑賞してみると、当ブログ的な「好き嫌い」が多少はあったものの、概ね満足!
満足ポイント
1, キャストが豪華でハマり役が多い、
ティモシー・シャラメ ◎
レベッカ・ファーガソン ◎
オスカー・アイザック ◎
ジョシュ・ブローリン ○
ステラン・スカルスガルド ○
デイヴ・バウティスタ ○
ゼンデイヤ・チェン ○
ジェイソン・モア ○
驚き!は、
シャーロット・ランプリング、ハビエル・バルデム まで揃え 物語 に深みを与えていたこと!
2. 物語のスケール感を見事に映像化
ややクラシックな 制服 や 衣装 が物語にリアリティを与えている。
さらに美しく切り取れている自然の風景(まあ砂漠なんだけど)
3. Part One と割り切ったことにより、すっきりした構造に!
物語の全体像をイメージさせつつ、スムーズに後半 Part Two に気を持たせる。
ラストのセリフが効いていて痺れた !
= This is just a beginning.
気に入らなかった点はあえて書かないことにする(笑)
結論:難攻不落の原作を「2部構成」?で乗り切りそうな見込みがたった? 壮大な Part One