主演:ロザムンド・パイク
ロザムンド・パイク といえば、やはり「ゴーン・ガール」
・オープニングで旦那(ベン・アフレック)に可愛いお顔で、振り返る姿
・エンディングで繰り返される、完全に同じに、振り返る お姿
は 全く同じ「画角」
なのだが、見ている側からするとそれを認識しているばかりに「ゾッ!」となる(汗)
と忘れてはならないのは、彼女のデビュー作は 007 のヴィラン!
つまり ボンド・ガール として活躍(作品は Die Another Day )
その彼女が、「ゴーン・ガール」越え級の「アクジョ」を嬉々として演じる!
主人公は表向きは、判断力の衰えた「高齢者」を「保護」し「ケア」する法定後見人。
その実やっていることは、
「高齢者」をグルの悪玉医師とともに本人のいないところで勝手に「痴呆症」扱いに(汗)
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裁判官に詭弁を弄し続けた信頼関係を使い、その「高齢者」を息子などの家族から引き離す!
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引き離す場所先は「老人ホーム」で実はここもグルで「高齢者」の携帯を本人から引き剥がす
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「老人ホーム」では「高齢者」をクスリ漬けにし、本人の判断力を奪い、1日中 ボーッとさせる
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そして最後の仕上げで「高齢者」の財産を勝手に売り払ってガッポリ儲ける!!!
よくもまあ~ここまで狡猾極まりない「アクジョ」の設定を考えついたもんだ。
スクリーンみてるだけで、これだけ不快極まりない、のは珍しい(笑)
主人公はこうして詐欺まがいの手法でガッポリ儲け、事務所も持ち、成功者の道を歩み中。
ところが….
主演の ロザムンド・パイク がキラキラしながら悪事を働く姿が大変に印象的(写真)
今作で彼女はゴールデングローブ賞 主演女優賞 を獲得!
さらに彼女と潰し合いを演じる ピーター・ディンクレイ が絶妙なポジション取り。
具体的には書かないが、彼だからこそなんだな! とあとで気づいた。
他のフツーの俳優では成し得ない領域を彼が創りだし、物語に真実味が加わる構造になっている!
結論:今作でゴールデングローブ賞 主演女優賞 獲得! 主演 ロザムンド・パイク の怪演ぶりがパーフェクトな一作(笑)