この映画の「総撮影時間」はなんと、5000時間!
(悪夢の1年延期のせいでもあるが 汗)
監督 = 河瀨 直美 が「残すべきものは何か」を徹底的に考え抜いた結果、この形で完成したことを実感。
まずは映画自体の構造。
SIDE:A
SIDE:B
「残すべきもの」は、選手・コーチだけじゃない、をカタチにしたのはよく理解できる。
そして選手・コーチに絞り込んだ SIDE:A は基本「個人」にフォーカス。
その絞り込みのポイントは基本2つ。
① 出身国の政治問題で影響を受けた「個人」
・イランを離れモンゴル国籍で出場した 男性柔道アスリート
・シリアをゴムボートで脱出し、ドイツで練習して出場した男性 水泳アスリート
・ソ連、ドイツ、ウズベキスタンと国を変え継続出場した 女性 体操跳馬アスリート etc…
あるいは、
② 2020+1 で影響を受けた「個人」
もしこの映画の主人公がいるとしたら誰? と聞かれれば、当ブログはこう答える。
・女子バスケ 大崎 祐圭 選手
コロナの+1年になってしまった結果、子の出産・サポートを選び、出場できなかった彼女。
試合会場で観戦しながら子供を抱きつつ泣く彼女の姿が、この+1年の重さを物語っている…
鑑賞後、これまでトラウマってて撮り溜めてはあったものの未見だった放送の録画が急に観たくなった。
映画には出てこなかったが、思い出に残っている「歓喜」のシーンがみるみる蘇ってきたのだ!
「あれも観たい、これも観たい」状態に(笑)
これでやっと撮り溜めてはあったものの、封印されていた 東京2020オリンピック中継録画 を早速見ることにする(笑)
トラウマからの脱出!を成し遂げてくれた監督 = 河瀨 直美 に感謝!
(スタッフへの暴力、NHK-BS問題など、河瀨 直美監督周りは色々問題が多い。があくまでもそれはそれ、と解釈)
さて次は、大会スタッフに絞り込んだ SIDE:B
楽しみだあ!
~ その SIDE:B 感想 は コチラ ...~