サマーステージ2022 は夏のNYの風物詩とも言える、セントラルパーク内で行われるイベントシリーズ。
この2022年シリーズのトップに登場したのが、御大ハービー・ハンコック Herbie Hancock(82歳)!
しかも無料 (汗)← イベントによって有料・無料に分かれる。この日はキックオフデーなので…
さて演った曲を順番に解説していこう。
(オープニングアクトは トランペッター Keyon Harrold のバンド)
1. Overture(Fascinating Rhythm)
アルバム:Gershwin's World(1998)より
本人も冒頭MCで言っていたが、やや奇っ怪?な曲をあえてトップに。
アフリカン? とも言えるし、スペイシー?とも言える一曲。
この辺の演奏のバラエティが流石、ハービー・ハンコック!
2. Footprints
これは Wayne Shorter の曲なのでサックス中心! ジャズのスタンダードな一曲。
3. Actual Proof
ジャズファンク。アルバム:Thrust(1974)より
エレクトリックピアノで始まり、クラシックピアノも組み合わせ、冴えたインプロが続き、ぶっ飛んだ!
4. Come Running to Me
続き、コチラもジャズファンク系。ヴォコーダー使用でキャッチー方向の曲。アルバム:Thrust(1978)より
5. Secret Sauce
こちらは ヴォコーダー使用 で始まるジャズファンク。同名アルバムより(1974)
途中から有名なギター型キーボードでソロをとり(写真)、客を沸かせる!
6. Cantaloupe Island
ラストは直前の曲から10年過去にトリップし、超スタンダードな一曲で!
彼が電子系に走る前の本命系ジャズ。アルバム Empyrean Isles より(1964)
~アンコール~
7. Chameleon
締めはやはり彼の代表曲の一つのコレ! 超名盤 Head Hunters より(1973)
上記のように、彼のキャリアを集大成するような、バラエティに富む内容。
これらの楽曲を、流石なレベルと唸るレベルのバックメンバーで演奏されれば、大、大満足。
その余韻を感じつつ、しみじみとした帰途になったのは間違いない!