
読んでみて、この内容が絶対的に正しいと思う認識は「ない」
のだがそれなりに、納得感はそれなりに「ある」
なぜなら、ここに書かれている内容は現在の世界の状況に絶妙に呼応しているから…
この点において、今読むべき一冊かもしれない。
その納得感とは…
コロナ禍突入後の「働き方」の大変化!
強制的にリモートワークになった人はほぼ皆、戸惑いつつも感じていることがある。
最大の疑問 =「朝起きて、毎日定時に会社に出社する意味って何だ?!?」
アンラーン とは「学ばない」ことではなく、過去の学びに含まれる「クセ」「パターン」「思い込み」を場合によっては排除することで、新たに成長し続けられる状態に自分を整えよう、という考え方だそう。
このため、今回のこのケースはピッタリ当てはまってしまうのだ!(汗)
この考え方に説得力を加えているのが、著者の一人 為末 大(元アスリート)
特に競技での能力向上を目指すアスリートにとり、この「クセ」「パターン」「思い込み」の排除が時によっては重要だと主張する。
彼の競技「ハードル」でいうと、「またぐ」になってしまう「思い込み」の排除(汗)
ハードルを「またぐ」ではなく、襖を破るイメージで「跳ぶ!」
また為末氏は言う。
「最も アンラーン を実践している人物は、王 貞治」(!)
例えば、彼がスランプのとき「打つ」から日本刀を持ち出し、「振る」行為に一旦戻り学び直した件など。
その理論は陸の上だけでなく、水の中まで。
ウインドサーフィンの2大「下手くそ」パターンがあって、これぞ アンラーン が当てはまる、と。
その2大「下手くそ」パターン とは?
①ウインドサーフィンと似たようなスポーツの経験のある人
②体力に自信のある人
「クセ」「パターン」「思い込み」の排除が時によっては重要だという主張に説得力を加えるような話!
と自分の「クセ」「パターン」「思い込み」が気になり出しませんか?
そこで、チェックリストがあったので以下。
・何かをしない言い訳に「(仕事が)忙しくて」とつい言ってしまう
・自己紹介では会社名や肩書を入れるのが当たり前
・最近、ワクワクすることが減った
・「疲れた」などの、ネガティブな口グセがある
・周囲の人との会話が、毎日同じような話題ばかり
・仕事とは別の分野の「学び」をしていない
・この1か月で、仕事関係者以外の人と会った人数が3人以下
・「以前はこうだった」「こういうときはこうするものだよ」と前例で説明したくなる
1つでも当てはまる人はその可能性があるそうです(汗)
如何?